このドキュメントでは、Novell Designer 4.0.2の既知の問題およびその他の情報について説明しています。
Designer 4.0.2 for Identity Managerの[新機能]セクションはこのビルドに含まれています。このセクションは、Designer 4.0.2がリリースされた後でもオンラインで利用可能です。
Designer 4.0.2 for Identity Managerのマニュアルはこのビルドに含まれています。このマニュアルは、最新のバージョンがリリースされた後でもオンラインで利用可能です。
このReadmeでは、Designerバージョン4.0.2の既知の問題について説明しています。このReadmeの他に、別の『Identity Manager 4.0.2 Readme』があります。
以下の場所には、追加のマニュアルリソースも用意されています。
DesignerをインストールしてからDesignerのヘルプトピックを参照する
Designerで、
の順にクリックします。ブックを選択し、目次を参照して、トピックをクリックします。
Designerをインストールした後にDesignerの特定の情報を検索する
の順にクリックして、テキストを入力します。
または
任意のページ上で<F1>を押します。(Linuxの場合、<Ctrl>+<F1>)
フィールドにトピックを入力し、 をクリックします。
Designerには、ブラジルポルトガル語、簡体字中国語、繁体字中国語、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、およびスペイン語用のユーザインタフェースの翻訳が含まれています。ユーザインタフェース言語は、インストールやランタイム中に[初期設定]ダイアログボックスを通じて選択できます。
このリリースには、Designerランタイムヘルプまたは製品のマニュアルの翻訳は含まれません。今回、Designerにより生成されたプロジェクトのマニュアルは英語でのみ用意されています。
一部のプラグインはメタディレクトリで指定され、メタディレクトリでサポートされている言語でのみ取得できます。これには、中国語(簡体)、中国語(繁体)、フランス語、ドイツ語、および日本語が含まれます。一部のサードパーティのプラグインは英語でのみ利用可能です。
Designer 4.0.2はWindows Vistaで公式にテストされ、サポートされています。ただし、Windows Vistaでユーザアカウント制御(UAC)をオンにした場合、プログラムは一部のネットワークの場所にアクセスできないため、Designerをネットワークドライブにインストールできないことがあります。この問題は、ネットワークの場所にアクセスするためにコマンドプロントを使用した場合にも生じることがあります。
この問題を解決するには、EnableLinkedConnectionsレジストリ値をMicrosoft Knowledge Baseの 2007年7月 20日付の記事「After you turn on User Account Control in Windows Vista, programs may be unable to access some network locations」に従って設定する必要があります。
次の手順に従って、EnableLinkedConnectionsレジストリ値を設定する回避方法を適用してください。
regedit」と入力して、 を押します。
をクリックして、 ボックスで「以下のレジストリサブキーを探して右クリックします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System.
[
]を選択し、[ ]をクリックします。「EnableLinkedConnections」と入力して、 を押します。
を右クリックして、 をクリックします。
データボックスで、「1」と入力して、 をクリックします。
レジストリエディタを終了し、コンピュータを再起動します。
2バイト文字が含まれているパスでインストールする際に、東アジア言語パックがインストールされている英語版のWindowsをオペレーティングシステムとして実行している場合、圧縮ファイルを解凍できないことを通知するエラーがインストールパッケージで発生します。Windowsのファイルパスでダブルバイト文字セット(DBCS)を使用すると、OSベンダーまたはインストールフレームワークのベンダーが原因の問題が発生することが報告されています。別の方法として、ローカライズされたオペレーティングシステムにインストールする場合は、DBCSパスにインストールできます。
SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED 11)およびopenSUSE 11.1プラットフォーム上に次の警告メッセージが表示されます。
Gtk-Message: Failed to load module "gnomebreakpad": libgnomebreakpad.so: cannot open shared object file: No such file or directory
Gtk-Message: Failed to load module "canberra-gtk-module": libcanberra-gtk-module.so: cannot open shared object file: No such file or directory
これらのメッセージは無視しても安全です。
Designer 4.0.2のインストール時にDesigner 4.0.2 Readmeを開くと、ブラウザにJavaScriptエラーが表示されます。 このエラーは無視しても安全です。Readmeファイルは、インストールが正常終了すると正しく表示されます。
この問題はおそらく、以前のNICIバージョンが正常にアンインストールされず、ファイルシステム上に一部の余分なファイルが残ったままになっていることによって発生します。
この問題を回避するには、システムからすべてのNICIファイルを削除して、DesignerおよびNovell Clientを再インストールします。
Windows Vistaでは、特別に許可しない限りアプリケーションが「管理者」として実行されることを防ぐ、新しい「ユーザアカウント制御」機能が実装されています。
DesignerがWindows Vistaに正しくインストールされない、またはWindows Vistaへのインストール後に起動しない場合には、以下のようにします。
デスクトップでDesignerのショートカットを右クリックします。
[
]を選択します。Windows Vista (UltimateおよびBusinessバージョン)でDesignerの自動アップデートが動作するようにするには、ログインユーザは管理者または管理者と同等であることを確認してください。
Designerのインストール中に次のエラーメッセージが表示される場合は、Designer実行ファイルのパスが長すぎることが理由の1つとして考えられます。エラーメッセージにかかわらず、Designerのインストールは正常に完了しますが、NICIのインストールが失敗します。
Error Executing the Specific Program C:\Users\Administrator\AppData\Local\Temp\pftE915~tmp\Disk1\Setup.exe -s -f1C:\Users\Administrator\Desktop\designer_cdimage_win\linux\final\designer_win32\designer_install\components\nici\wcniciu0.iss -f2C:\Users\Administrator\AppData\Local\Temp\designerNici.log
この問題を回避するには、<Designerのインストール場所>\components\nici\wcniciu0.exeコマンドを実行してNICIを手動でインストールします。
openSUSE 10.3のGNOMEインタフェースの初期状態では、Identity Manager Designerは動作しません。たとえば、DesignerはGNOMEの下で起動せず、ツールヒントの上でマウスをホバーリングするとすぐにDesignerがクラッシュするか、[プロジェクト]ビューからオブジェクトを削除するときにDesignerがクラッシュする場合などです。GNOMEを持つopenSUSE 10.3 がDesigner 3.x以降では、openSUSE.orgのすべてのライブラリを更新する必要があります。以下が含まれていることを確認してください。
bug-buddy
gtk2
更新を実行するときに問題が発生するか、更新サーバを設定する必要がある場合は、追加のヘルプについて、「YaSTオンライン更新」のマニュアルにアクセスしてください。
英語以外の環境でopenSUSEサーバ上にDesigner 4.0.2をインストールする場合、インストーラはデスクトップにDesignerショートカットアイコンを作成しません。
SLES 10サーバ上にDesigner 4.0.2をインストールした後、Designerがエラーメッセージ(Too many open files)を出してクラッシュするこの問題を回避するには、Designerを開く前にサーバ用のオープン接続の数をデフォルト値の1024より増やします。
許可されるオープン接続の数を4096に増やすには、設定が呼び出された端末でulimit -n 4096コマンドを実行します。ulimit -nコマンドを実行する際、コンソール端末にopen files (-n) 4096と表示されていることを確認してください。
インストーラを実行してWindowsサーバからDesignerをアンインストールしても、インストールプロセス中に作成されたすべてのフォルダが削除されない場合がある環境によっては、インストーラはDesignerインストールフォルダからパッケージまたはプラグインフォルダを削除しない場合があります。
次の項では、製品リリース時の既知の問題について説明します。
Windows VistaでDesignerを実行している場合、Windows 2003サーバに対してライブオペレーションを行うときに、パフォーマンスが低下することがあります。この問題は、Windows VistaでのTCP自動チューニングを無効にすれば、解決することができます。そのためには、コマンドプロンプトを起動して、次のように入力します。
netsh interface tcp set global autotuninglevel=disabled
Windows Vista上でDesignerを使用してライブオペレーションを実行した後、Designerを閉じる際にJVMがクラッシュすることがあります。これはJClientの誤ったコールのために発生します。この問題が発生してもデータが失われることはありません。単にエラーウィンドウを閉じてください。
この問題は現在対応中です。
Designer 4.0.2がインストールされているローカルマシンにDesigner 3.5 ワークスペースをマウントした後で、Designer 3.5プロジェクトをDesigner 4.0.2を変換した場合、プロジェクトコンバータはDesigner 3.5プロジェクトを変換しません。
この問題に対応するには、Designer 3.5ワークスペースをDesigner 4.0.2がインストールされているローカルマシンにコピーし、そこでProject Converterを実行します。
Designer 4.0.2では役割ベースエンタイトルメントポリシーまたは役割ベースプロビジョニングモジュールリソースのマニュアルが生成されません。プロジェクトのマニュアルの生成に関する詳細については、『Designer 4.0.2 for Identity Manager 4.0.2管理ガイド』の「Documenting Projects」を参照してください。
XULRunnerの問題のため、内部Webブラウザは正常に機能しません。
この問題を回避するには、外部ブラウザを
から有効にします。これにより、Mozilla Firefox、Microsoft Internet ExplorerなどのシステムデフォルトのWebブラウザを通じてiManager URLが起動されるようになります。Designerのライブシステムからそれをインポートした後でプロジェクトを作成すると、DesignerはIdentity Vaultのプロパティビューでポートを正しく設定しません。
この問題に対応するためには、Identity VaultのプロパティビューでLDAPポートを変更して、インポートされたプロジェクトを展開します。
Designerの64ビットSLES 11.xインストールを使用して新規アイコンを作成するとき、DesignerがNoClassDefFoundErrorを出して失敗する。これが発生する場合、Designerはアイコンエディタを起動するために32ビットのliblcms.so.1ライブラリおよびlibjasper-1.701.so.1ライブラリが必要です。
openSUSE 10.3でStartDesigner.shを使ってDesignerを起動するときに、コンソールで次のエラーが発生する場合があります。
"*** stack smashing detected ***: ~/designer/jre/bin/java terminated"
Designerは起動しません。このエラーは、LinuxデスクトップでSmart Common Input Method platform (SCIM)言語入力システムを使用している場合、特にGTK用のscim-bridge-gtkモジュールを使用している場合に生じることがあります。このエラーは、次の2つの方法のいずれかで解決できます。
scim-bridge-gtkモジュールを削除します。
GTK_IM_MODULE=xim環境変数をエクスポートします。詳細については、Smart Common Input Method platformプロジェクトのホームページを参照してください。
gtk-qt-engine RPMがインストールされている環境でDesignerを実行することは、推奨していません。このRPMパッケージは、SUSE Linuxおよび他の一部のLinux配布でインストールされます。このパッケージがインストールされると、既知の問題によってクラッシュとDesignerテーマの問題が発生します。
このRPMパッケージを使用する場合は、最新バージョンを取得してください。このバージョンはKDE-Look Webサイトからダウンロードすることができます。.
パッケージが最新バージョンである場合でも、Designerのテーマ機能は存在しない場合があります。
gtk-qt-engine RPMパッケージがインストールされているかどうかを判断するには、次のコマンドを入力してください。
rpm -qa|grep gtk-qt
リストに「gtk-qt-engine」が表示される場合は、rootユーザとして次のコマンドを発行して、このパッケージを削除する必要があります。
rpm -e gtk-qt-engine
Designerを起動するには、次のステップにしたがってXULrunner 1.8.1.21バージョンをDesigner.iniファイルに追加します。
/usr/libディレクトリでXULrunnerのバージョンを確認します。
Designer.iniファイルを修正して、XULrunnerの情報を追加します。
Designerインストールディレクトリから、Designer.iniファイルを開きます。
以下の行をDesigner.iniファイルの最後に追加します。
-Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath=/usr/lib/xulrunner-1.8.1.21/
Designer.iniファイルを保存して、Designerを起動します。
xulrunnerの32ビット版が64ビットのLinux配布にインストールされている場合、Designerを起動する際、ようこそページが表示される際、またはヘルプトピックを表示する際にJVMがクラッシュする可能性があります。この問題を解決するには、次の手順に従います。
Designerのインストールディレクトリに保存されているDesigner.iniファイルを開きます。
以下の行をDesigner.iniファイルの最後に追加します。
-Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath=/usr/lib/xulrunner-1.9/
Designer.iniファイルを保存して、Designerを起動します。
Linuxでようこそページが正しく表示されない場合、その原因は、XULrunnerのバージョンとEclipseの互換性がないためであると考えられます。Designerは、XULrunnerが提供している内蔵ブラウザをいくつかの場所で使用しており、それにはようこそページとヘルプシステムが含まれています。
XULrunnerの互換性のあるバージョンをダウンロードするには、次の手順に従います。
Linux用のXULrunnerインストーラをダウンロードします。
以下のコマンドをrootで実行し、XULrunnerの現在のバージョンの登録を解除します。
xulrunner --unregister-global
XULrunnerをインストールする手順に従います。
Designerを再起動して、ようこそページが予期したとおりに動作していることを確認します。
openSUSE 11.2プラットフォーム上のヘルプコンテンツを参照すると例外が発生します。これは恐らく、XULrunnerのご使用のバージョンがEclipseと互換性がないためです。問題を回避するには、次の回避策を使用します。
xulrunner-1.8.1.3.en-US.linux-i686.tarファイルをダウンロードし、それをopenSUSE 11.2上にインストールします。
手順については、一部のLinux配布で、ようこそページが表示されないのインストール手順を参照してください。
Designerインストールディレクトリから Designer.ini ファイルを開いて、最後の行に以下の行を追加します。
-Dorg.eclipse.swt.browser.XULRunnerPath=/usr/lib/xulrunner
Designer.iniファイルを保存して、Designerを再起動します。
openSUSE 11.4サーバ上にDesignerをインストールすると、Designerで「ようこそページ」が正しく表示されない。
この問題を解決するには、openSUSEサーバ上にXULRunner 1.9.2をインストールします。
役割エディタのリソースリストで、関連付けられているリソースの読み取り専用リストが役割と共に使用できます。このリストの情報は、役割カタログがeDirectoryからインポートされる際に取得され、すべての役割に対して更新されます。新しいリソース関連付けは表示できますが、ユーザアプリケーションから削除されたリソース関連付けは表示できません。
この問題を回避するには、削除したリソース関連付けがリソースリストから削除されていることを確認してください。
役割カタログからライブインポートを実行する前に、ナビゲータビューに移動して、\MyProject\Model\Provisioning\AppConfig\RoleConfig\ResourceAssociationsフォルダに移動します。
ResourceAssociations.digestファイルを除くフォルダ内のすべてのファイルを削除します。
プロビジョニングビューから、役割カタログオブジェクトを選択して、すべてのリソース関連付けを再びインポートして更新された正しい情報が提供されるようにライブインポートを実行します。
Identity Manager 4.0.2エンタイトルメントではJSON式を使用できます。ただし、生成された式はたとえば次のような簡単なパラメータを返します。
carpathia.qalab.com
式を編集してJSON式になるようにしてください。たとえば、Active Directoryドライバの場合、次のように式を変更します。
{"ID", "carpathia.com"}
旧バージョンのDesignerに備わっていたバージョン管理機能は、Designer 4.0.2で使用が中止され、現在はサポートされていません。ただし、外部のSVNクライアントを使用してDesignerプロジェクトにチェックインおよびチェックアウトすることはできます。SVNコマンドは、Designerワークスペースディレクトリの下のプロジェクトディレクトリで呼び出す必要があります。
Designer 2.1.1のワークスペースはDesigner 4.0.2と互換性がありません。Designerはプロジェクトと環境設定情報をワークスペースに保存します。これらのワークスペースには、Designerの異なるバージョン間での互換性はありません。Designer 4.0.2が、旧バージョンのDesignerで使用していたワークスペースではなく新しいワークスペースを指すようにする必要があります。
この問題を解決するには、まず古いプロジェクトをDesigner 3.0.1に変換してからそれらをDesigner 3.5にインポートします。
Designer 3.5以降は本格的なRCPアプリケーションです。Designer 3.5より前のバージョンからのアップグレードはサポートされていません。Designer 3.0.1プロジェクトを最新リリースのDesignerにインポートする場合、最新のDesignerリリースでプロジェクトを使用できるようにするため、Designerは自動的にプロジェクトをバージョン4.0.2に変換します。
[Loading Help (ヘルプのロード中)]ダイアログボックスは表示されますが、[ヘルプ]ウィンドウが表示されません。Designerを再起動しないと、ヘルプロード中のダイアログボックスが閉じません。
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