始める前に、インプレースアップグレードとマイグレーションとの相違点を確認してください。詳細については、セクション 12.0, インプレースアップグレードとマイグレーションを参照してください。
Identity Managerシステムのマイグレーションを正しく行うために、以下のチェックリストを使用して、すべてのステップを正しい順序で実行したことを確認してください。お使いの環境のIdentity Managerサーバごとに、以下のステップに従ってください。
Identity Managerソリューションの現在の環境設定のバックアップを作成します。これは、ドライバのエクスポートを作成するか、またはIdentity ManagerソリューションのDesignerプロジェクトを作成することによって行います。詳細については、セクション 13.1, 現在の環境設定のバックアップの作成を参照してください。
希望するオペレーティングシステムをインストールします。サポートされているプラットフォームのリストについては、セクション 6.0, システム要件を参照してください。
サーバにeDirectory™ 8.8.5をインストールします。詳細については、『eDirectoryインストールガイド』を参照してください。
現在のIdentity Managerサーバにあるのと同じeDirectoryのレプリカを、新しいサーバに追加します。詳細については、『eDirectory管理ガイド』の「レプリカの管理」を参照してください。
Identity Manager 3.6.1をインストールします。セクション 4.0, 基本的なIdentity Managerシステムのチェックリストを使用して、すべてのステップが完了したことを確認します。
ドライバセットのいずれかのドライバがリモートローダドライバである場合には、ドライバごとにリモートローダサーバをアップグレードします。詳細については、セクション 13.6, リモートローダのアップグレードを参照してください。
(条件付き)この古いサーバがユーザアプリケーションサーバである場合には、以下の追加のステップを実行します。
ユーザアプリケーションドライバはDesigner内でマイグレートする必要があります。詳細については、『Roles Based Provisioning Moduleマイグレーションガイド』を参照してください。
役割サービスドライバを新規作成します。役割サービスドライバはマイグレートされません。バージョン3.6.1の既存の役割サービスドライバがある場合には、バージョン3.6.1用に新しいドライバを作成する必要があります。詳細については、『Roles Based Provisioning Moduleマイグレーションガイド』を参照してください。
マイグレートしたユーザアプリケーションドライバを識別ボールトに展開します。詳細については、『Roles Based Provisioning Moduleマイグレーションガイド』を参照してください。
この新しいサーバにユーザアプリケーションをインストールします。詳細については、『Roles Based Provisioning Moduleマイグレーションガイド』を参照してください。
新しいサーバをドライバセットに追加します。詳細については、セクション 14.1, 新しいサーバをドライバセットに追加するを参照してください。
ドライバごとに、サーバ固有の情報を変更します。詳細については、セクション 14.2, サーバ固有の情報の変更を参照してください。
(条件付き)configupdate.shまたはconfigupdate.batを実行して、ユーザアプリケーション環境設定のために、サーバ固有の情報を古いサーバから新しいサーバに変更します。詳細については、『Roles Based Provisioning Moduleマイグレーションガイド』の「ユーザアプリケーションの環境設定の参照」を参照してください。
(オプション)新しいドライバ環境設定ファイルを、既存のドライバにオーバーレイして、新しいポリシーを取得します。これは、ドライバのポリシーに、既存のドライバに追加したい新しい機能が含まれている場合にのみ、必要です。詳細については、セクション 13.7, 既存のドライバ上への新しいドライバ環境設定ファイルのオーバーレイを参照してください。
(オプション)カスタムポリシーとルールをドライバに復元します。新しいドライバ環境設定ファイルをオーバーレイした場合には、ポリシーが上書きされるので、ポリシーの復元は、新しいドライバ環境設定ファイルをオーバーレイした場合にのみ必要となります。詳細については、セクション 13.8, ドライバへのカスタムポリシーとルールの復元を参照してください。
ドライバセットから古いサーバを削除します。詳細については、セクション 14.3, ドライバセットから古いサーバを削除するを参照してください。
Novell Sentinel™を使用している場合、Novell Sentinel 6.1に更新する必要があります。Sentinelのアップグレードに関する詳細については、『Sentinelインストールガイド』を参照してください。
メタディレクトリエンジンとアップグレードしたすべてのドライバをアクティベートします。詳細については、セクション 8.0, Novell Identity Manager製品を有効にするを参照してください。