17.1 識別ボールトのアンインストール

識別ボールトをアンインストールする前に、eDirectoryのツリー構造とレプリカの配置を理解する必要があります。たとえば、ツリーに複数のサーバが存在するかどうかを知る必要があります。

  1. (状況によって実行) eDirectoryツリーに複数のサーバが存在する場合、次の手順を実行します。

    1. (状況によって実行) eDirectoryをインストールしたサーバにマスタレプリカが保持されている場合、eDirectoryを削除する前に、レプリカリング内の別のサーバをマスタになるようにプロモートする必要があります。

      詳細については、『NetIQ eDirectory 管理ガイド』のパーティションおよびレプリカの管理を参照してください。

    2. (状況によって実行) eDirectoryをインストールしたサーバのツリーにパーティションの唯一のコピーが保持されている場合、このパーティションを親パーティションにマージするか、または別のサーバにこのパーティションのレプリカを追加してマスタレプリカを保持させます。

      詳細については、『NetIQ eDirectory 管理ガイド』のパーティションおよびレプリカの管理を参照してください。

    3. eDirectoryデータベースでヘルスチェックを実行します。発生したエラーを修正してから次に進みます。

      詳細については、『NetIQ eDirectory 管理ガイド』のeDirectoryの正常な動作の維持を参照してください。

  2. 識別ボールトのアンインストール:

    [コントロール パネル]のプログラムを追加および削除するユーティリティを使用します。たとえば、Windows Server 2012 R2では、プログラムと機能をクリックします。NetIQ eDirectoryを右クリックして、アンインストールをクリックします。

  3. (状況によって実行) eDirectoryツリーに複数のサーバが存在する場合、次の手順を実行します。

    1. サーバ固有のオブジェクトがツリーに残っている場合、それらを削除します。

    2. ヘルスチェックを再実行して、サーバが正しくツリーから削除されていることを確認します。

      詳細については、『NetIQ eDirectory 管理ガイド』のeDirectoryの正常な動作の維持を参照してください。