14.5 ユーザアプリケーションドライバのマイグレート

新しいバージョンのIdentity Managerにアップグレードする場合または別のサーバにマイグレートする場合、ユーザアプリケーションドライバの新しいベースパッケージをインポートするか、または既存のパッケージをアップグレードする必要がある可能性があります。たとえば、User Application Base Version 2.2.0.20120516011608をインポートします。

Identity Managerプロジェクトの作業を開始すると、プロジェクトに新しいパッケージをインポートするように、Designerからのメッセージが自動的に表示されます。その時点で手動でパッケージをインポートすることもできます。

14.5.1 新しいベースパッケージのインポート

  1. Designerでプロジェクトを開きます。

  2. パッケージカタログを右クリックして[パッケージのインポート]をクリックし、適切なパッケージを選択します。

  3. (状況によって実行)[パッケージのインポート]ダイアログのリストにユーザアプリケーションベースパッケージが表示されない場合、次の手順を実行します。

    1. [Browse]ボタンをクリックします。

    2. designer_root/packages/eclipse/plugins/NOVLUABASE_version_of_latest_package.jarのある場所に移動します。

    3. OKをクリックします。

  4. OKをクリックします。

14.5.2 既存のベースパッケージのアップグレード

  1. Designerでプロジェクトを開きます。

  2. ユーザアプリケーションドライバを右クリックします。

  3. ドライバ]>[プロパティ]>[パッケージの順にクリックします。

    ベースパッケージをアップグレードできる場合、アップグレード列にチェックマークが表示されます。

  4. アップグレード可能なパッケージの操作の選択をクリックします。

  5. ドロップダウンリストでアップグレードをクリックします。

  6. アップグレード後のバージョンを選択します。OKをクリックします。

  7. Apply (適用)をクリックします。

  8. パッケージをアップグレードするための適切な情報をフィールドに入力します。次に、次へをクリックします。

  9. インストールの概要を読みます。続いて、終了をクリックします。

  10. [パッケージ管理]ページを閉じます。

  11. 適切なパッケージバージョンのみを表示の選択を解除します。

14.5.3 マイグレートしたドライバの展開

ドライバのマイグレーションは、ユーザアプリケーションドライバを識別ボールトに展開するまで完了しません。移行後のプロジェクトは、移行した環境設定全体のみを展開できる状態になります。マイグレートした設定に定義をインポートすることはできません。マイグレートした設定全体を展開した後は、この制約は解除され、個々のオブジェクトを展開したり、定義をインポートしたりできるようになります。

  1. Designerでプロジェクトを開いて、マイグレートされたオブジェクトに対してプロジェクトチェッカを実行します。

    詳細については、『NetIQ Identity Manager - Administrator’s Guide to Designing the Identity Applications』のValidating Provisioning Objectsを参照してください。設定に検証エラーがある場合はそのことが表示されます。これらのエラーを修正するまでは、ドライバを展開できません。

  2. アウトラインビューで、ユーザアプリケーションドライバを右クリックします。

  3. 展開を選択します。

  4. ドライバセットのユーザアプリケーションドライバごとにこのプロセスを繰り返します。