既存のIdentity Managerインストールの最新バージョンをインストールする場合、通常はアップグレードを実行します。ただし、新しいバージョンのIdentity Managerが既存のバージョンからの直接アップグレードパスをサポートしていない場合は、まず4.8へのアップグレードが可能なバージョンにアップグレードする必要があります。または、新しいマシンへのマイグレーションを実行することもできます。「マイグレーション」は、新しいサーバにIdentity Managersをインストールして、既存のデータをこの新しいサーバにマイグレートすることとして定義されています。
Identity Manager 4.8 Standard Edition: Identity Manager 4.8 Standard EditionからIdentity Manager 4.8 Standard Editionにアップグレードする場合は、『Quick Start Guide for Installing and Upgrading NetIQ Identity Manager 4.8 Standard Edition』の「Upgrading Identity Manager 4.7 Standard Edition to Identity Manager 4.7 Standard Edition」セクションに示されている手順を実行します。
Identity Manager 4.7 Advanced Edition: 現在Identity Manager 4.7 Advanced Editionをインストールしている場合は、それをIdentity Manager 4.8 Advanced Editionに直接アップグレードできます。詳細については、Identity Managerのアップグレードのチェックリストを参照してください。
直接アップグレードを実行できない場合もあります。このようなシナリオでは、マイグレーションが推奨されます。たとえば、今後サポートされないオペレーティングシステムを実行しているサーバ上にIdentity Managerをインストールしていた場合、アップグレードではなく、マイグレーションを実行する必要があります。
1つのドライバセットに複数のサーバを関連付けている場合、一度に1台のサーバに対してアップグレードまたはマイグレーションを実行することができます。すべてのサーバを同時にアップグレードできない場合、各サーバのアップグレードが完了するまでは、ドライバは複数のバージョンのIdentity Managerと連携して動作します。
重要:Identity Manager 4.8以降でのみサポートされているドライバの機能を有効にした場合、バージョンが混在しているサーバでは、ドライバは動作を停止します。古いエンジンは新しい機能を扱うことができません。そのため、すべてのサーバをIdentity Manager 4.8以降にアップグレードするまでは、ドライバは動作しません。
Identity Managerでは、製品評価期間またはAdvanced Editionのアクティベーション後に、Advanced EditionからStandard Editionに切り替えることができます。
重要:Advanced Editionのアクティベーションをすでに適用している場合は、すべてのStandard Edition機能がAdvanced Editionで使用可能であるため、Standard Editionに移行する必要はありません。ご使用の環境でAdvanced Edition機能が必要なく、Identity Managerの展開をスケールダウンする場合にのみStandard Editionに切り替える必要があります。詳細については、セクション 11.0, Advanced EditionからStandard Editionへの切り替えを参照してください。