20.4 ログインのトラブルシューティング

次の表に、発生する可能性のある問題とそれを解決するための推奨されるアクションを示します。問題が続く場合は、NetIQの担当者にお問い合わせください。

項目

推奨されるアクション

Designerを起動すると、次のエラーが表示され、Designerのreadmeは表示されません。

Exception... "Update manifest is missing a required addons property."

エラーを無視してDesignerを起動します。機能はすべて正常に実行されています。

大規模環境に(200万オブジェクトを超える)ユーザがログインできない

eDirectoryマスタとレプリカサーバの両方でルールセットをValueとして指定してmail(Internet Mail Address)属性のインデックスを追加します。

アイデンティティアプリケーションページからサインアウトする場合、SSPRに5053 ERROR_APP_UNAVALIABLEエラーが表示される。

このエラーは無視します。機能が損なわれることはないからです。

Identity Applicationsへの最初のログイン時に本人確認の回答が表示されない

  1. SSPRサーバに、FQDNを使用して作成された証明書があることを確認します。

  2. ユーザアプリケーションサーバにログインして、ConfigUpdate (/opt/netiq/idm/apps/configupdate/)ユーティリティを起動します。

  3. SSOクライアント]>[セルフサービスパスワードリセットの順に移動して、設定が正しいことを確認します。

SSPRを別のサーバにインストールした場合は、SSPR証明書が/opt/netiq/idm/apps/tomcat/confのユーザアプリケーションサーバにあるidm.jksにインポートされていることを確認します。

SSPR URLにアクセスする際にブラウザに空のページが表示される

これは、SSPRがOSPで適切に設定されていない場合に発生します。SSPRログに次の情報が表示されます。

2018-01-24T22:24:02Z, ERROR, oauth.OAuthConsumerServlet, 5071 ERROR_OAUTH_ERROR (unexpected error communicating with oauth server: password.pwm.error.PwmUnrecoverableException: 5071 ERROR_OAUTH_ERROR (io error during oauth code resolver http request to oauth server: Certificate for <IP> doesn't match any of the subject alternative names: [IP]))
  1. OSPが実行されているTomcatサーバに、FQDNを使用して作成された有効な証明書があることを確認します。ユーザアプリケーションサーバにログインし、ConfigUpdateユーティリティを起動します。SSOクライアント]>[セルフサービスパスワードリセットの順に移動して、設定が正しいことを確認します。

  2. OSPログイン方法を上書きしてSSPRにログインします。(たとえば、https://<sspr sserver ip>:<port>/sspr/private/Login?sso=false)

  3. ページの右上隅にあるConfiguration Editor (環境設定エディタ)に移動します。

  4. Configure Password (パスワードの設定)を指定し、Sign In (サインイン)をクリックします。

  5. LDAP]>[LDAPディレクトリ]>[デフォルト]>[接続の順に移動します。

  6. LDAP証明書が正しくない場合は、クリアをクリックします。

  7. 証明書を再インポートするには、Import From Server (サーバからインポート)をクリックします。

  8. 設定]>[Single Sign On (SSO)Client (シングルサインオン(SSO)クライアント)]>[OAuthの順に移動して、OAUTH Webサービスサーバ証明書の下にある証明書が正しいことを確認します。

  9. 証明書が正しくない場合は、クリアをクリックします。

  10. 証明書を再インポートするには、Import From Server (サーバからインポート)をクリックします。

ConfigUpdateユーティリティを異なるディレクトリから起動する場合のエラー

ConfigUpdateユーティリティがエラーを報告します。変更は保存されません。たとえば、/opt/netiq/idm/apps/configupdate/configupdate.shコマンドを使用してconfigupdateユーティリティを起動する場合、起動しません。

代わりに、/opt/netiq/idm/apps/configupdate/ディレクトリに移動して、/configupdate.shコマンドを実行します。