35.7 識別情報アプリケーションのマイグレーションの完了

識別情報アプリケーションのアップグレードまたはマイグレードの後で、マイグレーションプロセスを完了します。

35.7.1 ブラウザのキャッシュのフラッシュ

識別情報アプリケーションにログインする前に、ブラウザのキャッシュをフラッシュする必要があります。キャッシュをフラッシュしない場合、ランタイムエラーが発生する可能性があります。

35.7.2 レガシプロバイダまたは外部プロバイダによるパスワード管理

デフォルトでは、Identity ManagerはSSPRを使用してパスワードを管理します。ただし、既存のパスワードポリシーを使用するためにIdentity Manager内部のレガシプロバイダを使用できます。別の方法として、外部プロバイダも使用できます。これらのプロバイダを使用するようにIdentity Managerを設定する方法の詳細については、次のいずれかのセクションを参照してください。

35.7.3 SharedPagePortletの最大タイムアウト設定の更新

SharedPagePortletのデフォルト設定または初期設定をカスタマイズしている場合、この設定はデータベースに保存されており、上書きされることはありません。したがって、[セルフサービス]タブに移動したときに、常に適切な共有ページが強調表示されるわけではありません。この問題が発生しないことを保証するには、次の手順を実行します。

  1. ユーザアプリケーションの管理者としてログインします。

  2. Administration (管理) > Portlet Administration (ポートレット管理)の順に移動します。

  3. 共有ページナビゲーションを展開します。

  4. 左のポートレットツリーで共有ページナビゲーションをクリックします。

  5. ページの右側で設定をクリックします。

  6. 最大タイムアウトが0に設定されていることを確認します。

  7. Save Settings]をクリックします。

35.7.4 グループの自動クエリ設定の無効化

デフォルトでは、ディレクトリ抽象化レイヤの[グループ]エンティティの[DNLookup表示]は有効です。このことは、グループを割り当てるためにオブジェクトセレクタを開くと、検索しなくてもデフォルトですべてのグループが表示されることを意味します。グループ検索ウィンドウには、ユーザが検索条件を入力するまで何も結果が表示されないようにする必要があるので、この設定を変更する必要があります。

この設定は、次に示すように、Designerで自動クエリの実行の選択を解除することで変更できます。