17.3 データベーススキーマの手動生成

インストール後に、再インストールすることなくデータベーステーブルを作成できます。このセクションは、データベーススキーマを作成する場合に役立ちます。

  1. services.mscファイルを使用して、Tomcatを停止します。

  2. (状況によって実行)新しいデータベースを作成します。

    データベースが別のサーバ上で実行されている場合は、そのデータベースサーバに接続する必要があります。リモートインストールされたPostgreSQLデータベースの場合、そのデータベースサーバが実行中であることを確認します。リモートPostgreSQLデータベースに接続するには、セクション 17.4, リモートPostgreSQLデータベースへの接続を参照してください。Oracleデータベースに接続する場合は、そのデータベースサーバにOracleデータベースインスタンスが作成されていることを確認します。詳細については、Oracleのマニュアルを参照してください。

  3. C:\NetIQ\idm\apps\IdentityReporting\sqlから次のSQLを使用してデータベースに必要な役割を追加します。

    • PostgreSQL: create_dcs_roles_and_schemas.sqlおよびcreate_rpt_roles_and_schemas.sql

    • Oracle: create_dcs_roles_and_schemas-orcale.sqlおよびcreate_rpt_roles_and_schemas-orcale.sql

  4. IDM_RPT_DATA、IDM_RPT_CFG、およびIDMRPTUSER役割を作成するには、次のアクションを実行します。

    • PostgreSQL: 指定の順序で次のコマンドを実行します。

      Select CREATE_DCS_ROLES_AND_SCHEMAS('<Set pwd for IDM_RPT_DATA>');
      Select CREATE_RPT_ROLES_AND_SCHEMAS('<Set pwd for IDM_RPT_CFG>', '<Set pwd for IDMRPTUSER>’);
    • Oracle: 指定の順序で次のコマンドを実行します。

      begin
      CREATE_DCS_ROLES_AND_SCHEMAS('<Set pwd for IDM_RPT_DATA>');
      end;
      
      begin
      CREATE_RPT_ROLES_AND_SCHEMAS('<Set pwd for IDM_RPT_CFG>', '<Set pwd for IDMRPTUSER>');
      end; 
  5. IDM_RPT_DATAスキーマにget_formatted_user_dn機能を追加します。

    1. データベース管理者ユーザとしてデータベースにログインします。

    2. C:\NetIQ\idm\apps\IdentityReporting\sqlからget_formatted dn関数を追加します。

    PostgreSQLの場合はget_formatted_user_dn.sql、Oracleの場合はget_formatted_user_dn-oracle.sqlを見つけます。

  6. C:\NetIQ\idm\apps\IdentityReporting\sqlにある次の.sqlファイルのデータベースチェックサムをクリアします。

    • DbUpdate-01-run-as-idm_rpt_cfg.sql

    • DbUpdate-02-run-as-idm_rpt_cfg.sql

    • DbUpdate-03-run-as-idm_rpt_data.sql

    • DbUpdate-04-run-as-idm_rpt_data.sql

    • DbUpdate-05-run-as-idm_rpt_data.sql

    • DbUpdate-06-run-as-idm_rpt_cfg.sql

    1. 各SQLの始めに次の行を追加します。

      update DATABASECHANGELOG set MD5SUM = NULL; 

      変更されたコンテンツは次のようになるはずです。

      -- *********************************************************************
      -- Update Database Script
      -- *********************************************************************
      -- Change Log: IdmDcsDataDropViews.xml
      -- Ran at: 2/23/18 5:17 PM
      -- Against: IDM_RPT_CFG@jdbc:oracle:thin:@192.99.170.20:1521/orcl
      -- Liquibase version: 3.5.1
      -- *********************************************************************
      update databasechangelog set md5sum = null; 
    2. 対応するユーザで各SQLを実行します。

  7. データベースに変更をコミットします。

  8. services.mscファイルを使用して、Tomcatを起動します。