5.2 インストールプロセスの理解

NetIQでは、Identity Managerのコンポーネントのためのスタンドアロンインストールプログラムが用意されているため、ご使用の環境をより柔軟に設定できます。たとえば、識別ボールトなど、多くのIdentity Managerコンポーネントは、データ集約型であり、別々のサーバにインストールする必要があります。

スタンドアロンインストールプロセスでは、次のようなことが可能です。

  • 識別ボールトのツリー構造など、コンポーネント設定をカスタマイズできる

  • 分散環境およびクラスタ環境にインストールできる

  • ドライバを選択し、識別情報管理ソリューションに追加するドライバセットを作成できる

  • 識別情報管理ソリューションに追加するiManagerプラグインを選択できる

  • 非管理者アカウントを使用して一部のコンポーネントをインストールできる

  • 複数のデータベースプラットフォームをサポートする

  • サポートされているすべてのオペレーティングシステムに対してApache Tomcatを使用する

  • サポートされる運用環境を構築する

  • 以前のバージョンのIdentity Managerをアップグレードするために使用できます。

最適な結果を得るために、識別情報管理ソリューションで指定されている順番でスタンドアロンインストールプログラムを実行します。詳細については、セクション 5.3, 推奨されるインストールシナリオとサーバセットアップを参照してください。