B.1 eDirectoryツリーとレプリカサーバの変更

識別ボールトをインストールした後、DHostユーティリティを使用して識別ボールトを設定できます。DHostユーティリティを使用するには、管理者の権利を持っている必要があります。引数付きでこのユーティリティを使用した場合は、すべての引数が検証され、管理者の権利を持つユーザのパスワード入力を要求するプロンプトが表示されます。引数なしでndsconfigユーティリティを使用した場合は、このユーティリティに関する説明と利用可能なオプションが表示されます。

このユーティリティを使用して、eDirectoryレプリカサーバを削除したり、eDirectoryサーバの現在の設定を変更したりすることもできます。詳細については、セクション 7.4, インストール後の識別ボールトの設定を参照してください。

DHostユーティリティを使用する場合、次の条件が適用されます。

  • treenameadmin_FDN、およびserver_FDN変数で使用できる最大文字数次のとおりです。

    • treename: 32文字

    • admin_FDN: 255文字

    • server_FDN: 255文字

  • 既存のツリーにサーバを追加する場合、指定したコンテキストがサーバオブジェクトに存在していないと、DHostユーティリティは、サーバを追加する際にそのコンテキストを作成します。

  • 識別ボールトのインストール後、LDAPおよびセキュリティサービスを既存のツリーに追加できます。

  • サーバで暗号化レプリケーションを有効にするには、既存のツリーにサーバを追加するためのコマンドに-Eオプションを含めます。暗号化レプリケーションの詳細については、『NetIQ eDirectory 管理ガイド』の「暗号化レプリケーション」を参照してください。

DHostユーティリティを使用してeDirectoryを変更する方法の詳細については、『NetIQ eDirectory管理ガイド』を参照してください。