15.2 インストールプログラムの理解

利便性のため、このインストールプログラムには、Identity Managerソリューションの基礎となるフレームワークを提供する複数のコンポーネントがバンドルされています。すべてのコンポーネントを同じサーバにインストールすることも、個別のサーバにインストールすることもできます。サーバの要件の詳細については、各コンポーネントの「エンジン、ドライバ、およびプラグインのインストールの計画」、個々のドライバのガイド、および最新のリリースノートを参照してください。

このインストールプログラムでは、コンポーネントのインストール時に次のオプションを使用できます。

Identity Managerサーバ

Identity Managerエンジン、スキーマ、NetIQ Audit Agent、およびXDAS (Distributed Audit Services)をインストールします。

接続システムサーバ

リモートローダサービスとドライバインスタンスをローダにインストールします。リモートローダを使用すると、識別ボールトおよびIdentity Managerエンジンをホストしない接続システムでIdentity Managerドライバを実行できます。

インストールプログラムで、接続システム上のリモートローダと共にインストールするドライバを選択します。Linuxサーバでは、32ビットバージョンまたは64ビットバージョンのサービスの一方をインストールするか、それとも両方をインストールするかを選択できます。Windowsサーバでは、.NETリモートローダをインストールできます。

Identity Manager用iManagerプラグイン

iManagerプラグインをインストールします。これにより、iManagerを使用して、構造化されたグローバル構成値(GCV)を持つIdentity ManagerドライバをiManagerで管理できるようになります。このオプションは、サーバにiManagerがインストールされている場合に選択します。

ファンアウトエージェント

JDBC Fan-Outドライバ用のファンアウトエージェントをインストールします。JDBC Fan-Outドライバはファンアウトエージェントを使用して、複数のJDBC Fan-Outドライバのインスタンスを作成します。ファンアウトエージェントは、Fan-Outドライバの接続オブジェクトの設定に基づいてJDBCドライバインスタンスをロードします。詳細については、『NetIQ Identity Manager Driver for JDBC Fan-Out Implementation Guide』の「NetIQ Identity Manager Driver」を参照してください。

ドライバ

Identity Managerドライバは、さまざまなタイプのディレクトリ、データベース、およびビジネスアプリケーションと識別ボールトとの間で識別情報を同期します。ドライバの設定により、データを一方向または双方向で同期可能です。

インストールプログラムで、その他のコンポーネントと共にインストールするドライバを選択できます。ドライバによっては、Identity Managerエンジンをホストしないサーバにインストールできます。この場合、そのサーバにリモートローダサービスもインストールする必要があります。