14.1 対話型インストールの実行

対話型モードまたはサイレントでSentinelをインストールすることができます。対話型モードでは、標準またはカスタムインストールを実行できます。標準インストールでは、ポート、ライセンス、およびパスワードにデフォルト値を使用してSentinelをインストールします。インストール中にポート割り当て、ライセンス、およびパスワードを変更する場合は、カスタムインストールを使用します。

インストールが完了したあとに、Identity Manager 4.6にアップグレードする必要がある場合は、EASデータをSentinelに移行します。セクション 55.6.2, Event Auditing ServiceからSentinel Log Management for IGAへの移行を参照してください。

次の2つの方法で対話型モードを使用してSentinelをインストールできます。

14.1.1 標準インストール

  1. Sentinelをインストールするコンピュータに管理者ユーザとしてログインします。

  2. インストールファイルを含むディレクトリから、次のコマンドを実行します。

    ./install-logmanager
  3. インストールに使用する言語を指定し、<Enter>を押します。

  4. スペースキーを押して、使用許諾契約を確認します。

  5. yes」または「y」と入力して使用許諾契約に同意し、インストールを続行します。

    インストールパッケージをロードするのに数秒かかることがあります。

  6. 選択を求められたら、「1」を指定して標準環境設定に進みます。

    インストーラに付属のデフォルトの評価版ライセンスキーを使用してインストールを続行します。評価期間中または評価期間終了後の任意の時点で、評価版のライセンスを、購入したライセンスキーに置き換えることができます。

  7. 管理者ユーザadminのパスワードを指定します。

  8. パスワードを再度確認します。

    このパスワードは、admindbauser、およびappuserが使用します。

    のインストールが終了し、サーバが起動します。システムが一度初期化を実行するため、インストール後にすべてのサービスを起動するのに数分かかることがあります。インストールが完了してから、サーバにログインしてください。

Sentinelメインインタフェースにアクセスするには、Webブラウザに次のURLを指定します。

https://<IP_Address/DNS_Sentinel_server>:8443/sentinel/views/main.html

<IP_Address_Sentinel_server>はSentinelサーバのIPアドレスまたはDNS名であり、8443はSentinelサーバのデフォルトポートです。

14.1.2 カスタムインストール

  1. Sentinelをインストールするコンピュータに管理者ユーザとしてログインします。

  2. インストールファイルを含むディレクトリから、次のコマンドを実行します。

    ./install-logmanager
  3. インストールに使用する言語を指定し、<Enter>を押します。

  4. スペースキーを押して、使用許諾契約を確認します。

  5. yes」または「y」と入力して使用許諾契約に同意し、インストールを続行します。

    インストールパッケージをロードするのに数秒かかることがあります。

  6. Sentinelのカスタム環境設定を実行する場合は、「2」を指定します。

  7. デフォルトの評価版ライセンスキーを使用するには、「1」を入力します。

    または

    購入したSentinelライセンスキーを入力するには、「2」を入力します。

  8. 管理者ユーザadminのパスワードを指定し、パスワードを再度確認します。

  9. データベースユーザdbauserのパスワードを指定し、パスワードを再度確認します。

    dbauserアカウントは、Sentinelがデータベースとのやり取りに使用するIDです。ここで入力するパスワードは、管理者パスワードを忘れた場合や紛失した場合の管理者パスワードのリセット操作を含む、データベース保守タスクの実行に使用します。

  10. アプリケーションユーザappuserのパスワードを指定し、パスワードを再度確認します。

  11. 必要な番号を入力して、Sentinelサービスのポート割り当てを変更します。

    たとえば、データベースサービスのデフォルトのポートは8443です。データベースサービスのポート番号を変更するには、「4」を指定します。データベースサービスの新しいポートの値を入力します。たとえば、8643です。

  12. ポートを変更してから「7」を指定し、完了します。

  13. 内部データベースのみを使用してユーザを認証するには、「1」を入力します。

    または

    ドメインでLDAPディレクトリを設定している場合に、LDAPディレクトリ認証を使用してユーザを認証するには、「2」を入力します。

    デフォルト値は1です。

  14. FIPS 140-2モードを有効にするように促されたら「n」を入力します。

  15. スケーラブルストレージを有効にするように促されたら「n」を入力します。

Sentinel のインストールが終了し、サーバが起動します。システムが一度初期化を実行するため、インストール後にすべてのサービスを起動するのに数分かかることがあります。インストールが完了してから、サーバにログインしてください。

Sentinelメインインタフェースにアクセスするには、Webブラウザに次のURLを指定します。

https://<IP_Address/DNS_Sentinel_server>:<port>/sentinel/views/main.html

<IP_Address_Sentinel_server>はSentinelサーバのIPアドレスまたはDNS名であり、<port>はSentinelサーバのポートです。