非rootユーザとしてホットフィックスをアイデンティティボールトにインストールするには、次の手順を完了します。
ホットフィックスをインストールするための前提条件が完了していることを確認します。
ホットフィックスを実行するサーバに、非rootユーザとしてログインします。
.isoイメージファイルのホットフィックスインストールファイルディレクトリに移動します。
eDirectory 9.0.2 HotFix 2: products/eDirectory/eDir902_HF2
eDirectory 8.8.8 Patch 9 Hotfix 2: products/eDirectory-888x/eDir8889_HF2
ご使用のLinuxマシンに一時ディレクトリを作成し、このファイルをnonroot.tar.gzファイルからこのディレクトリに抽出します。
次のコマンドを使用して一時ディレクトリの場所からeDirectoryのインストール場所にoptディレクトリをコピーします。
cp –rp opt/
eDirectorインストール場所の例: /home/user/eDirectory
ファイラーフォームRPMを抽出するために別の一時ディレクトリを作成します。
一時ディレクトリに移動して、現在のeDirectoryバージョンに基づいて次のコマンドを実行します。
eDirectory 9.0.2 HotFix 2: 次のコマンドを実行します。
rpm2cpio ../novell-AUDTedirinst-9.0.2-2.x86_64.rpm | cpio –idmv
eDirectory 8.8.8 Patch 9 Hotfix 2: 次のコマンドを実行します。
rpm2cpio ../novell-AUDTedirinst-8.8.8.9-62.x86_64.rpm | cpio –idmv
次のコマンドを使用して、一時ディレクトリの場所からeDirectoryのインストール場所にoptディレクトリをコピーします。
cp –rp opt/
eDirectorインストール場所の例: /home/user/eDirectory
eDirectoryを開始します。
すべてのインスタンスを開始するには、コマンドラインで次のコマンドを入力します。
ndsmanage startall
単一インスタンスを開始するには、次のコマンドを入力します。
ndsmanage start --config-file configuration_file_of_the_instance
次のコマンドを使用して、ツリー設定をアップグレードします。
ndsconfig upgrade
eDirectoryを再起動します。
すべてのインスタンスを開始するには、コマンドラインで次のコマンドを入力します。
ndsmanage startall
単一インスタンスを開始するには、次のコマンドを入力します。
ndsmanage start --config-file configuration_file_of_the_instance
(状況に応じて実行)ホットフィックスが正常に適用されているかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。
strings <installed location>/opt/novell/eDirectory/lib64/nds-modules/libnldap.so | grep –i version
バージョンの値が、eDirectory 9.0.2の場合は40004.56.5、eDirectory 8.8.8 Patch 9の場合は20810.25.5であることを確認します。