11.2 rootユーザまたは管理者としてのホットフィックスのインストール

rootユーザとしてアイデンティティボールトにホットフィックスをインストールするには、次の手順を実行してください。

  1. ホットフィックスをインストールするための前提条件が完了していることを確認します。

  2. ホットフィックスを実行するサーバに、rootまたは管理者としてログインします。

  3. .isoイメージファイルのホットフィックスインストールファイルディレクトリに移動します。

    • eDirectory 9.0.2 HotFix 2: products/eDirectory/eDir902_HF2

    • eDirectory 8.8.8 Patch 9 Hotfix 2: products/eDirectory-888x/eDir8889_HF2

  4. プラットフォームに応じて次のどちらかのコマンドを実行します。

    • Linux: 端末ウィンドウで、次のコマンドを実行します。

      • eDirectory 9.0.2: 次のコマンドを実行します。

        rpm -Uvh novell-NDSserv-9.0.2-2.x86_64.rpm
        rpm -Uvh novell-AUDTplatformagent-2.0.2-80.x86_64.rpm
        rpm -Uvh novell-AUDTedirinst-9.0.2-2.x86_64.rpm
        rpm -Uvh novell-eba-9.0.2-2.x86_64.rpm
        rpm -Uvh novell-nmas-server-9.0.2-2.x86_64.rpm

      • 「eDirectory 8.8.8 Patch 9」: 次のコマンドを実行します。

        rpm -Uvh  novell-NDSserv-8.8.8.9-2.x86_64.rpm
        rpm -Uvh novell-AUDTedirinst-8.8.8.9-62.x86_64.rpm
        rpm -Uvh novell-AUDTplatformagent-2.0.2-80.x86_64.rpm
        rpm -Uvh novell-nmas-8.8.8.9-20170112.x86_64.rpm

    • Windows: 次の手順を実行します。

      1. ホットフィックスディレクトリから現在のディレクトリに次のファイルをコピーします。たとえば、C:\Novell\Directoryです。

        • nldap.dlm

        • ebasrv.dlm

        • nauditds.dlm

        • nmas.dlm

      2. Novell_Audit_PlatformAgent_Win64.exeファイルをインストールします。

  5. eDirectoryインスタンスを開始します。

    • Linux: すべてのインスタンスを開始するには、コマンドラインで次のコマンドを入力します。 

      ndsmanage startall

      単一インスタンスを開始するには、次のコマンドを入力します。

      ndsmanage start --config-file configuration_file_of_the_instance

    • Windows: 端末を開いて、デフォルトでeDirectoryインストールフォルダにあるNDSCons.exeユーティリティに移動します。

      1. 次のコマンドを実行します。 

        NDSCons.exe

      2. NDSConsユーティリティで［起動］をクリックすると、すべてのeDirectoryサービスが起動します。

      3. ［Yes (はい)］をクリックして確認します。

      4. すべてのeDirectoryサービスが実行されていることを確認し、NDSConsユーティリティを閉じます。

      または、スタート］ > ［コントロールパネル］ > ［Novell eDirectoryサービスの順にクリックします。

  6. (状況によって実行)ホットフィックスが正常に適用されたかどうかを確認するには、ホットフィックスインストーラがアップデートしたファイルの変更日を確認します。

    • Linux: eDirectoryバージョンに応じて、次のコマンドを実行します。

      • eDirectory 9.0.2: 次のコマンドを実行します。

        rpm -qa | grep -i novell-NDSserv
        rpm -qa | grep -i novell-AUDTedirinst
        rpm -qa | grep -i novell-AUDTplatformagent 
        rpm -qa | grep -i novell-eba
        rpm –qa | grep –i nmas

      • eDirectory 8.8.8 Patch 9: 次のコマンドを実行します。

        rpm -qa | grep -i novell-NDSserv
        rpm -qa | grep -i novell-AUDTedirinst
        rpm -qa | grep -i novell-AUDTplatformagent
        rpm -qa | grep -i nmas

    • Windows: 次の手順を実行します。

      1. eDirectoryインストールフォルダから、nldap.dlmファイルを右クリックします。

      2. プロパティウィンドウで詳細タブを選択します。

      3. アップデートされたコンポーネントのバージョンの値を確認します。

        • nmasおよびEBAServは9.0.2.2です。

        • nldapは4.4.56.0です