一方のアプリケーションをインストールするか、それとも両方をインストールするかを選択できます。たとえば、サポートされているバージョンのアプリケーションがすでにサーバにインストールされているため、PostgreSQLは必要ない場合があります。個々のインストールには次の考慮事項が適用されます。
インストールプロセスにより、識別情報アプリケーション用のデータベースがインストールされ、データベースを所有するidmadminという名前の管理ユーザが作成されます。ただし、インストール時には識別情報アプリケーション用のデータベース内にスキーマは作成されません。スキーマ情報は識別情報アプリケーションのインストール時に追加されます。
サポートされているバージョンのPostgreSQLがすでにサーバで実行されている場合は、デフォルトのpostgresユーザのパスワードを入力するようプロンプトが表示されます。続いて、idmadminユーザが作成され、postgresと同じパスワードが割り当てられます。
プロセスが終了すると、データベースインスタンスが起動されます。このデータベースを使用する他のIdentity Managerコンポーネント(ユーザアプリケーションなど)をインストールする際に、インスタンスが実行中である必要があります。
識別アプリケーション用のデータベースにはPostgreSQLを使用する必要はありません。
インストールプロセス中にIDM Apps Tomcat Serviceが作成されます。Tomcatアプリケーションサーバをサポートするため、インストールプログラムによってApache ActiveMQおよびOracle JREもインストールされます。これらの項目は、Tomcatから電子メール通知を送信するのに役立ちます。
インストールプログラムの完了時にTomcatは起動されません。他のIdentity Managerコンポーネント(Identity Reportingなど)をインストールする前に、Tomcatを停止する必要があります。