3.2 監査、レポーティング、およびコンプライアンスの理解

Identity Managerを使用しないと、ユーザのプロビジョニングは冗長で時間と費用のかかる作業になる可能性があります。さらにその後に、プロビジョニングアクティビティが組織のポリシー、要件、および規制に準拠しているかどうかの検証も必要です。適切なユーザが適切なリソースへのアクセス権を持っていますか。その同じリソースに対して権限のないユーザがアクセスできないようになっていますか。昨日働き始めた従業員は仕事に必要なネットワーク、電子メール、および他のシステムに対するアクセス権を持っていますか。先週退職した従業員については、アクセス権をキャンセルしましたか。

Identity Managerを使用すると、過去または現在を問わずユーザのプロビジョニングアクティビティが監査のためにすべて追跡され、ログが記録されることが分かっているので、作業が楽になります。識別情報ウェアハウスに問い合わせることで、お客様の組織に関連するビジネスの法律および規則を完全に遵守するのに必要なあらゆる情報を取得できます。

Identity Managerには事前定義されたレポートが含まれています。このレポートを使用すると、識別情報ウェアハウスに対して問い合わせを実行し、ビジネス、IT、および会社の方針を遵守していることを明らかにできます。事前定義されたレポートがニーズを満たさない場合は、カスタムレポートを作成することもできます。