22.2 iManagerのサーババージョンとクライアントバージョンの理解

iManagerは、eDirectoryツリーにアクセスできるサーバにインストールする必要があります。サーバではなくワークステーションにiManagerをインストールするには、iManagerのクライアントベースのバージョンであるiManagerワークステーションが必要です。どちらのバージョンがご使用の環境により適しているか、またはeDirectory管理ポリシーでは両方のバージョンをインストールするのが有効かどうかを判断するには、次のガイドラインに従ってください。

  • 一人の管理者が、常に同じクライアントワークステーションからeDirectoryを管理している場合、iManagerワークステーションを有効に活用できます。iManagerワークステーションは、完全に自己完結型で、セットアップはほとんど必要ありません。ロードまたはアンロードするときに、必要なリソースが自動的に開始および停止されます。iManagerワークステーションは、さまざまなLinuxまたはWindowsクライアントワークステーションにインストールされて実行されます。サーバベースのiManagerには依存せず、ネットワークにインストールされている他の任意のバージョンのiManagerと共存することができます。

    iManagerプラグインでは、iManagerインスタンス間の同期を自動的に行いません。カスタマイズされたプラグインを複数の管理者が使用している場合は、iManagerワークステーションとこれらのプラグインが各管理者のクライアントワークステーションにインストールされている必要があります。

  • 複数のクライアントワークステーションからeDirectoryを管理する、または複数の管理者がいる場合は、接続されているすべてのワークステーションから使用できるようにiManagerサーバをインストールします。また、カスタマイズされたプラグインは、iManagerサーバ1台につき一度だけインストールする必要があります。