Identity Managerのサイレントインストールを実行するには、インストールを完了するのに必要なパラメータを含むプロパティファイルを作成します。Identity Managerのメディアの次の場所に、サンプルのプロパティファイルが収録されています。
Linux: /products/IDM/linux/setup/silent.properties
Windows: \products\IDM\windows\setup\silent.properties
サイレントインストールを実行する
インストールディレクトリで、プロパティファイルを作成するか、サンプルのsilent.propertiesファイルを編集します。
テキストエディタで、ファイルに次のパラメータを指定します。
Identity Managerサーバのエディションを指定します。Advanced Edition、Standard Editionなど。インストールプログラムは、この情報を使用して、指定されたIdentity Managerエディションを設定します。
識別ボールトの管理者アカウントのLDAP識別名を指定します。たとえば、c=admin,o=netiqと指定します。インストールプログラムは、このアカウントを使用してIdentity Managerエンジンを識別ボールトに接続します。
このパラメータは、サンプルのsilent.propertiesファイルに追加しなければならない場合があります。
識別ボールトの管理者アカウントのパスワードを指定します。たとえば、netiq123と指定します。このパラメータは、サンプルのsilent.propertiesファイルに追加しなければならない場合があります。
パスワード値をファイルに記述しない場合は、このフィールドを空のままにします。その場合、インストールプログラムはEDIR_USER_PASSWORD環境変数からパスワード値を読み込みます。EDIR_USER_PASSWORDに対して環境変数が設定されていることを確認してください。
Identity Managerサーバとドライバをインストールするかどうかを指定します。
32ビットのリモートローダサービスとドライバをインストールするかどうかを指定します。同じサーバに32ビットバージョンと64ビットバージョンの両方をインストールできます。
JDBCドライバ用ファンアウトエージェントをインストールするかどうかを指定します。
64ビットのリモートローダサービスとドライバをインストールするかどうかを指定します。同じサーバに32ビットバージョンと64ビットバージョンの両方をインストールできます。
iManagerをすでにインストール済みの場合に適用されます。
iManagerプラグインをインストールするかどうかを指定します。
リモートローダ用のユーティリティとシステムコンポーネントをインストールするかどうかを指定します。
Windowsサーバに.NETリモートローダサービスとドライバをインストールするかどうかを指定します。
識別ボールトの環境設定ファイルであるnds.confファイルのパスを指定します。たとえば、/etc/opt/novell/eDirectory/nds.confと指定します。
識別ボールトのインスタンスが複数ある場合は、各インスタンスに適切な値を指定します。
識別ボールトのIPアドレスを指定します。
識別ボールトのインスタンスが複数ある場合は、各インスタンスのアドレスを指定します。
識別ボールトのポート番号を指定します。
識別ボールトのインスタンスが複数ある場合は、各インスタンスのポートを指定します。
サイレントインストールを実行するため、プロパティファイルのディレクトリから次のいずれかのコマンドを発行します。
Linux: install.bin -i silent -f filename.properties
Windows: install.exe -i silent -f filename.properties
(オプション)デフォルトのインストール場所については、/tmp/idmInstall.logを参照してください。
(状況によって実行)非rootユーザとしてインストールを実行した場合は、セクション 17.4, root以外のインストールの完了に移動してください。