2.2 Identity Manager用のAnalyzer

Analyzer for Identity Manager (Analyzer)は、内部データ品質ポリシーへの準拠を支援するデータ分析、クレンジング、調整、およびレポーティングの各機能を提供します。Analyzerを使用すると、企業内に保存されているすべてのデータを分析、拡張、および制御できます。Analyzerには、次の機能があります。

  • Analyzerのスキーママップにより、アプリケーションのスキーマ属性を、Analyzerの基本スキーマの対応するスキーマ属性に関連付けます。これにより、データ分析およびクリーニング操作によって異種システム間の類似する値を適切に関連付けることができます。このために、AnalyzerはDesignerのスキーママッピング機能を利用します。

  • Analysis Profileエディタを使用すると、1つ以上のデータセットインスタンスを分析するためのプロファイルを設定できます。各分析プロファイルには1つ以上のメトリクスが含まれており、これらを基準にして属性値を評価することで、データが定義済みのデータフォーマット標準にどの程度準拠しているかを確認できます。

  • Matching Profileエディタを使用して、1つ以上のデータセットの値を比較できます。指定したデータセット内に重複する値がないかどうか、または2つのデータセット間で一致する値がないかどうかを確認できます。

Analyzerの使用の詳細については、『NetIQ Analyzer for Identity Manager Administration Guide』を参照してください。