統合インストールプログラムを使用するか、それともスタンドアロンインストールプログラムの1つを使用するかを判断するには、次の情報を使用します。
Identity Managerを評価する場合や、テスト環境を構築する場合は、このプログラムを使用することをお勧めします。このプログラムでは、必要なすべてのコンポーネントのインストールが1つのインストールプロセスにまとめられています。統合インストールプログラムの機能は次のとおりです。
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.3以降、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 SP1以降、またはWindows 2012 R2プラットフォーム上で実行できます。
大部分の設定にデフォルト値を適用する
すべてのコンポーネントを単一のサーバ環境にインストールする
サポートされているすべてのオペレーティングシステムに対してPostgreSQL 9.6.xを使用する
サポートされているすべてのオペレーティングシステムに対してApache Tomcatを使用する
重要:統合インストールプログラムを使用する際には、以下の制限事項が適用されます。
RHEL 6.xおよびSLES 11以降のプラットフォーム上でIdentity Managerをインストールするために使用することはできません。
代わりに、個別のコンポーネントインストーラを使用して、これらのプラットフォームにサポートされているIdentity Managerコンポーネントをインストールします。どのプラットフォームでどのコンポーネントがサポートされているかについては、『NetIQ Identity Managerセットアップガイド』を参照してください。
コンソールモードでは実行できない
Identity Manager Standard Editionのインストールに使用できない
クラスタ環境では使用できない
運用環境では使用できない
このオプションは、識別情報管理ソリューションのステージング環境または運用環境で使用することをお勧めします。スタンドアロンインストールプログラムでは、より柔軟に使用環境を設定できます。このプロセスの機能は次のとおりです。
コンポーネントの設定をカスタマイズできる
分散環境にインストールできる
複数のデータベースプラットフォームをサポートする
複数のアプリケーションサーバをサポートする
サポートされる運用環境を構築する
スタンドアロンインストールプロセスの使用の詳細については、『NetIQ Identity Managerセットアップガイド』を参照してください。