2.2 統合インストールプログラムの使用上の考慮事項

このセクションでは、統合インストールプログラムを使用してすべてのIdentity Managerコンポーネントをインストールする場合の考慮事項について説明します。ここに特に明記されていない限り、サーバおよびワークステーションはセクション 2.3, 前提条件とシステム要件に示す前提条件と要件も満たす必要があります。

  • 統合インストールプロセスを使用して、既存のインストール環境をアップグレードすることはできません。

  • IdentityアプリケーションまたはIdentity Reportingなどのコンポーネントでは、Apache Tomcatアプリケーションサーバの使用が必要になります。インストールに1つまたは両方が指定されている場合、統合インストールプログラムによって自動的にサポート対象バージョンのTomcatがインストールされます。

  • Identityアプリケーションをインストールする際、統合インストールプログラムではIdentity Reportingのインストールも要求されます。

  • すべてのコンポーネントを1台のコンピュータにインストールする場合、Linuxコンピュータにインストールする必要があります。Windowsコンピュータを使用している場合は、Sentinel Log Management for IGAのインストール用にLinuxコンピュータが1台以上必要になりますIdentityアプリケーションおよびIdentity Reportingでは、監査のためにSentinel Log Management for IGAのインストールが要求されます。

  • 統合インストールプログラムは、Hotfix 2適用済みのeDirectory 9.0.2をインストールします。このバージョンのeDirectoryと互換性のあるiManager 3.0.2 Patch 1もインストールします。eDirectory 8.8.8 Patch 9 Hotfix 2およびiManager 2.7.7 Patch 9を使用するには、コンポーネントインストーラを使用してインストールします。詳細については、『NetIQ Identity Manager Setup Guide』を参照してください。