10.3 [ワークダッシュボード]タブの機能

この項では、[ワークダッシュボード]タブのデフォルトの機能について説明します(ご使用のタブは組織向けにカスタマイズされていると外観が異なって見える可能性があります。システム管理者またはワークフロー設計者にご相談ください)。

[ワークダッシュボード]タブの右側には、標準的なワークダッシュボードのアクションにアクセスできる複数のセクションが表示されます。セクションについて、次に説明します。

表 10-1 ワークダッシュボードのセクション

セクション

説明

タスク通知

自分、または自分が管理できるタスクのユーザに割り当てられた管理タスクのワークフローキューを確認できます。

リソースの割り当て

自分の持つリソースの割り当ての内容を確認し、追加のリソース割り当ての要求を行うこともできます。

役割の割り当て

自分の持つ役割の内容を確認し、追加の役割割り当ての要求を行うこともできます。

要求ステータス

行った要求の処理状況を確認できます。各要求の現在の処理状況を確認できます。また、途中で気が変わってリソース要求を行う必要がなくなった場合、処理中のリソース要求を撤回できます。

[要求ステータス]画面には、プロビジョニング要求、役割要求、およびリソース要求が1つの統合されたリストが含まれます。

[ワークダッシュボード]には、画面の左上隅に[ユーザプロファイル]セクションも表示されます。このページのこのセクションにより、他のユーザ、グループ、コンテナ、および役割の作業を管理できます。さらに、自分の設定とチームの設定を管理し、プロセス要求(プロビジョニング要求とも呼ぶ)を行うこともできます。

[ユーザプロファイル]セクションで使用できるアクションは次のとおりです。

表 10-2 [ユーザプロファイル]セクションから使用可能なアクション

アクション

説明

管理

現在のユーザに、特定のユーザ、グループ、コンテナ、役割、またはチームを選択させ、ワークダッシュボードインタフェースを使用して選択したエンティティタイプの作業を管理させることができます。エンティティを選択した後は、[ワークダッシュボード]のデータ、およびアクセス許可は現在ログインしているユーザにではなく、選択したエンティティに関連付けられます。ただし、ユーザが管理モードの場合、[設定]メニューおよび[プロセス要求の作成]メニューは、[管理]コントロールで指定したエンティティではなく、引き続きログインユーザに適用されます。

設定

別のユーザの代理として行う許可が与えられます。また、代理と委任の割り当てを表示できます。チームマネージャまたはプロビジョニングアプリケーション管理者である場合は、代理および委任の割り当ての定義、およびチームの可用性を定義する許可を持つことができます。

プロセス要求の作成

プロセス要求(プロビジョニング要求とも呼ぶ)を開始できます。デフォルトでは、このアクションは[ワークダッシュボード]の[ユーザプロファイル]セクションに含まれせん。

[プロセス要求の作成]メニューでは、検証、リソース、または役割の要求を作成しません。これらの要求を送信するためのインタフェースは、作成する要求の種類によって、次のように異なります。

  • 検証要求を作成するには、[整合性]タブの[検証要求]アクションを使用する必要がありあす。

  • リソース要求を作成するには、[ワークダッシュボード]タブの[リソース割り当て]セクション、または[役割とリソース]タブの[リソースカタログ]を使用する必要があります。

  • 役割要求を作成するには、[ワークダッシュボード]タブの[役割割り当て]セクション、または[役割とリソース]タブの[役割カタログ]を使用する必要があります。