6.5 eDirectoryデータストレージの管理

eDirectoryのデータと環境設定を永続的に保存するには、Docker Volumeを使用することをお勧めします。永続的に保存することの詳細については「Manage data in Docker」参照してください。

永続的に保存する必要のあるeDirectoryアプリケーションデータは、起動時にコンテナ内の/configディレクトリの下に配置されます。Dockerホストファイルシステム上のデータをコンテナの外部に永続的に保存するには、DockerボリュームをeDirectoryコンテナ内の/configパスにマウントする必要があります。管理目的でコンテナが停止または削除されても、ボリューム内のアプリケーションデータは保持されます。

この方法は、eDirectoryコンテナのアップグレード時に古い設定とデータを保持する場合に便利です。eDirectoryコンテナのアップグレードの詳細については、Dockerコンテナを使用したeDirectoryのアップグレードを参照してください。

次の例は、eDir-volume-1という名前のDockerボリュームを作成する方法を示しています。

docker volume create eDir-volume-1

次の例は、保存する目的でボリュームをマウントしてeDirectoryコンテナを起動する方法を示しています。

docker run -it --name eDir1-Host --restart on-failure:5 --memory="700M" --cpuset-cpus="1" --pids-limit="300" --volume eDir-volume1:/config --network=host edir920:latest new -t docker-tree1 -n novell -S m1 -B 164.99.179.213@1524 -o 1028 -O 1030 -L 1389 -l 1636 --configure-eba-now yes     

上記のコマンドでは、eDir-volume1というDockerボリュームが作成され、eDirectoryコンテナ内の場所/configにマウントされます。