12.2 オペレーティングシステムをアップグレードしないでeDirectory 9.2へマイグレートする

この方法は、サポートされているeDirectory 9.2バージョンへのオペレーティングシステムのアップグレードパスが存在しないシナリオで使われます。

たとえば、SLES 10にeDirectory 8.8がインストールされている場合です。SLES 10を使用する顧客がSLES 12上のeDirectory 9.2にアップグレードしようとすると、SLES 10からSLES 12へのアップグレードパスがありません。

eDirectory 9.2へマイグレートするには、次の手順を実行します。

  1. eDirectoryサーバを停止します。

  2. 次のeDirectory 8.8ファイルのバックアップを作成します。

    • dibディレクトリ

    • nds.rfl ディレクトリ(デフォルトでは、このディレクトリはdibディレクトリの下にあります)

    • nds.confファイル

    • NICIユーザディレクトリ(ルートユーザの場合は、/var/opt/novell/nici/0で見つかったディレクトリがNICIユーザディレクトリになります)

    • ログファイル

  3. オペレーティングシステムをインストールします。.

  4. サーバにeDirectory 9.2をインストールします(新規インストール)。

  5. NICIユーザディレクトリを/var/opt/novellに復元します。

    NICIユーザディレクトリの詳細については、『NICI Administration Guide (NICI管理ガイド)』の「Configuring the Settings for NICI User Directory (NICIユーザディレクトリを設定する)」を参照してください。

  6. dibディレクトリおよびnds.rflディレクトリを復元します。

  7. nds.confをユーザ指定の場所に復元します。

  8. /etc/opt/novell/eDirectory/conf/.edir/instances.0を編集し、nds.confファイルの絶対パスを記述します。

  9. nds.confファイルを編集して、次を追加します。

    n4u.nds.dir=_file_location
    n4u.server.libdir=/opt/novell/eDirectory/lib
    n4u.server.vardir=var_directory
    n4u.server.configdir=/etc/opt/novell/eDirectory/conf
    http.server.module-base=http_server_module_base_directory
  10. 次のようにパスを設定します。

    /opt/novell/eDirectory/bin/ndspathユーティリティを使用します。

  11. パスを設定した後、ndsconfig upgradeを実行します。