iMonitorを使用してeDirectoryツリー内のオブジェクトを参照する際、名前に2バイト文字が含まれているオブジェクトについては、オブジェクトプロパティへのハイパーリンクが正しく設定されないことがあります。
iMonitorのエージェントヘルスチェック機能を単一のサーバツリーで実行すると、破損しやすいデータのステータスが原因で、[結果]カラムに[警告]アイコンが表示されます。これは、ツリーが正常でないということでも、エージェントヘルスチェックが設計どおりに機能していないということでもありません。破損しやすいデータとは、現在のところ少なくとも1つのレプリカにも同期されていないデータです。単一のサーバツリーは、その性質上、別の場所にデータのレプリカを作成していないため、このようなデータには常に重大な障害が発生する危険性があります。ハードディスクに障害が発生した場合、データを失うことになります。
単一のサーバツリーの破損しやすいデータまたは読み込み可能なレプリカ数に関するヘルスチェック警告を表示させたくない場合は、ndsimonhealth.iniファイルを編集することにより、これらのヘルスチェックを無効にすることができます。ヘルスチェックを無効にするには、次のエントリを変更します。
perishable_data-active: OFF
および
ring_readable-Min_Marginal: 1またはring_readable-active: OFF
この設定により、読み込み可能なレプリカ数および破損しやすいデータに関する警告が無効になります。
iMonitorのカスタムレポート機能は、カスタムレポートを作成するときに、ユーザが指定したURLを保存対象のレポート(保存されるHTMLファイル)に挿入するように設計されています。このため、保存された実行済みのカスタムレポートを開くと、カスタムレポートが実行された時点でURLによって取得されたデータではなく、アクティブな(現在の)データが表示されます。この問題はiMonitorの今後のリリースで解決される予定です。
Linuxプラットフォームではファイルの作成時刻が保持されないため、iMonitorで作成時刻と変更時刻が両方とも同じように表示されます。
ナビゲーションフレームとアシスタントフレームはLinuxで2回表示されます。
この問題に対処するには、ページを更新します。
Linux: dsdumpツールがiMonitorと同時に実行されていると、iMonitorがエラー-672を表示します。この問題を解決するには、dsdumpツールを終了してから、iMonitorを開始します。
Windows: dsbrowseツールまたはdseditツールがiMonitorと同時に実行されていると、iMonitorがエラー-672を表示します。この問題を解決するには、dsbrowseツールおよびdseditツールを終了してから、iMonitorを開始します。
ユーザオブジェクトにグループエントリのACL権利を割り当てると、iMonitorに、eDirectoryサーバをアップグレードした後のエントリの検証中にエラーメッセージが表示されます。
ndsimonhealth.confファイルのValidACLFlagsの値を手動で更新し、eDirectoryサーバを再起動する必要があります。
Time構文属性を1970年1月1日より前の値に設定すると、iMonitorはこの属性のタイムスタンプを標準の日時形式ではなく16進数形式で表示します。iMonitorは、1970年1月1日以降の値をとるすべての属性を日時形式で表示します。
iMonitorのトレース設定をInternet Explorer 10で使用できません。
この問題を回避するには、Internet Explorer 10を互換モードで起動し、iMonitorのアドレスを[信頼済みサイト]のリストに追加してから、ブラウザを再起動します。