トラップは、対応するバーブの要求がサーバで受信された場合にのみ送信されます。それ以外の場合にトラップは送信されません。たとえば、ndsRemoveEntry (トラップ番号 108)の要求が送信された場合にのみ、ndsDeleteAttributeが送信されます。ただし、アプリケーションでは常にACLが読み込まれ、そのユーザに削除操作を実行する十分な権利があるかどうかが確認されます。この場合、ndsDeleteAttributeトラップは生成されません。ただし、iMonitorを使用して特定のサーバにバーブ統計情報を表示できます。
すべてのイベントの発生時にトラップを取得するには、時間間隔を0に設定します。
トラップを有効にすると、失敗した場合にのみ送信できます。トラップを有効にすると、すべての状態でトラップを取得できます。
ndssnmpsaを再起動するには、ndssnmpsaを停止した後に再度開始します。
ndssnmpsaを停止するには、次のように入力します。
Linux: /etc/init.d/ndssnmpsa stop
ndssnmpsaを開始するには、次のように入力します。
Linux: /etc/init.d/ndssnmpsa start
SNMPグループオブジェクトのインストールが失敗した場合、サーバコンソールで次のコマンドを実行すると、この問題を修正できます。
ndsconfig add -m snmp
対応しているWindowsプラットフォームのサーバにeDirectoryをインストールしている間に、SNMPグループオブジェクトの作成エラーが発生した場合は、SNMPグループオブジェクトを手動で作成する必要があります。SNMPオブジェクトを手動で作成する手順については、セクション 18.0, NetIQ eDirectoryのSNMPサポートを参照してください。
原因としては、eDirectory SNMP環境設定ファイル内でhostname:portまたはIP_address:portをSERVERコマンドのパラメータとして指定しなかったことが考えられます。
eDirectory SNMP環境設定ファイルはndssnmp.cfgです。これは次のディレクトリにあります。
Linux: /etc/opt/novell/eDirectory/conf/ndssnmp/
Windows: install_directory\SNMP\
匿名バインドが無効になっていると、LDAP SNMP統計が報告されません。
この問題を解決するには、次の操作を行います。
匿名バインドを許可します。
サブエージェントを起動します。
匿名バインドを無効にします。
誤ったeDirectoryパスワードでユーザがサブエージェント(ndssnmpsa)を起動しようとすると、セグメント化失敗のエラーが発生します。
このエラーを回避するには、サブエージェントの起動時に、必ず正しいeDirectoryパスワードを使用します。
eDirectory 8.7.3からeDirectory 9.0にアップグレードした後に、次のようなエラーが発生する可能性があります。
%%% Attempting to restart the NetIQ eDirectory SNMP subagent (ndssnmpsa)... Starting NDS SNMP Subagent ... Initialization failure. Error code : -255 Please Wait... Done %%% Unable to start ndssnmpsa... Please try starting it manually...
eDirectory 9.0ではeDirectoryがlocalhostを監視しないため、このエラーが発生します。以前のバージョンのndssnmp.cfgファイルには、デフォルトでSERVER localhostが設定されていました。
このエラーを解決するには、ndssnmp.cfgファイルを手動で編集し、監視対象となるeDirectoryサーバのホスト名を指定する必要があります。
たとえば、ndssnmp.cfgファイルに次のように入力します。
SERVER test-server
test-serverは、デフォルトのNCPポート(524)で実行されているeDirectoryのホスト名です。eDirectoryが別のポート(例:1524)で実行されている場合は、次のように入力します。
SERVER test-server:1524
サブエージェントが失敗して次のメッセージが表示される場合があります。
Unable to load library: libnetsnmp.so
この問題を解決するには、net-snmpライブラリ(libnetsnmp.so)のメジャーバージョン番号を使用して、環境変数SNMP_MAJOR_VERSIONをエクスポートします。例:次のコマンドを使用できます。
export SNMP_MAJOR_VERSION=10
Linux上でマスタエージェントが再起動される際に、ndssnmpsaを再起動する必要があります。
ndssnmpsaを再起動するには、ndssnmpsaを停止した後に再度開始します。
ndssnmpsaを停止するには、次のコマンドを入力します。
/etc/init.d/ndssnmpsa stop
ndssnmpsaを開始するには、次のように入力します。
/etc/init.d/ndssnmpsa start
WindowsのeDirectory MIBファイル(<eDirectoryInstallRootDir>\snmp\edir.mib)では、コンパイル時にHP-OpenViewでいくつかのエラーおよび警告が出されます。これらのエラーは無視することができます。
LDAPがクリアテキストモードで実行されるように設定されていない場合は、eDirectory SNMPサブエージェントを起動する前に、SNMP環境設定ファイル(SSLKEY C:\Novell\nds\trust.derなど)でルート認証局証明書ファイルの名前を指定する必要があります。
ndssnmp.cfgは、Windows上のC:\novell\nds\snmpにあります。
eDirectory 9.0 を初めてインストールする(新しいツリーを作成する)際に、サーバにインストールされているWindows SNMPサービスに依存するサービスが1つ以上ある場合、eDirectoryはSNMPサービスをシャットダウンできません。このような場合は、eDirectoryをインストールした後にSNMPを使用することができません。
次の手順に従って、SNMPサービスを再起動してください。
[スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。
[名前]の一覧で[SNMPサービス]を右クリックし、[停止]をクリックします。
[Yes to All]をクリックします。
[名前]の一覧で[SNMPサービス]を右クリックし、[開始]をクリックします。
Windows SNMPサービスがサーバにインストールされ、SNMPサービスに依存するサービスが1つ以上ある場合は、eDirectoryのアンインストールによってC:\novell\ndsフォルダ内のSNMPファイルがすべて削除されるわけではありません。ただし、SNMPレジストリエントリの削除や、NetIQ SNMPエージェントがDSおよびSNMPサービスによって行う設定解除プロセスなど、その他のアンインストールプロセスは正常に完了します。
アンインストールを完了するには、次の手順を実行します。
[スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[管理ツール]>[サービス]の順にクリックします。
[名前]の一覧で[SNMPサービス]を右クリックし、[停止]をクリックします。
[Yes to All]をクリックします。
[名前]の一覧で[SNMPサービス]を右クリックし、[開始]をクリックします。
C:\novell\ndsフォルダに残っているSNMPファイルを手動で削除します。
eDirectoryのインストール後に、SNMPが処理を停止して次のエラーメッセージが表示されます。
SNMP subagent error -672
解決策:
eDirectoryをインストールした後で、SNMPサービスをインストールし、設定します。
eDirectoryサーバでdssnmpsupport.exeを実行します。
メモ:MpsSvc serviceがeDirectoryサーバ上で実行されている場合にのみ、dssnmpsupport.exeを適用してください。