4.10 拡張NCPパケットサイズ

さまざまなサーバ間で通信を行うため、eDirectoryは、通信プロトコルとしてNetware Core Protocol (NCP)を使用します。従来のリリースでは、NCPの最大パケットサイズが64 KBであったため、NCP経由のデータ転送時の最大スループットに制約がありました。今回のリリースでNCPの能力が向上し、最大1 MBのパケットを処理できるようになったため、eDirectoryは1つのパケットで最大1 MBのデータを同期できるようになりました。eDirectoryは、パケットサイズ64 KBで同期を開始し、同期する残りのデータに基づいてパケットサイズを大きくしていきます。これにより、レプリケーションのパフォーマンスが大幅に向上します。両方のサーバが9.0である場合は、この機能拡張を活用するために追加設定を行う必要はありません。