DSがロードされない場合にHTTPSTK(HTTPプロトコルスタック)にアクセスできる管理者ユーザを事前に設定できます。事前に設定された管理者ユーザ(sadmin)には、eDirectory管理者ユーザオブジェクトと同等の権利があります。サーバが、eDirectoryが適切に機能していない状態の場合、このユーザとしてサーバにログインし、eDirectoryを使用せずに実行できる必要なすべての診断およびデバッギング作業を実行します。
DHOSTリモートマネージャページ(/dhost URLまたはルートページからアクセス可能)を使用して、sadminパスワードを設定します。sadminパスワードの設定や変更を行うには、eDirectoryサーバでdhost.exeを実行している必要があります。
Webブラウザを開きます。
アドレス(URL)フィールドに、次の形式で入力します。
http://server.name:port/dhost
たとえば、次のように入力します。
http://MyServer:80/dhost
DHost iConsoleへのアクセスに、サーバのIPアドレスを使用することもできます。次に例を示します。
http://137.65.135.150:80/dhost
ユーザ名、コンテキスト、パスワードを指定します。
[HTTPサーバ]をクリックしてから、sadminパスワードを指定します。
指定したパスワードを確認入力して、[送信]をクリックします。
Linuxでsadminパスワードを設定するには、[DHost Remote Management]ページまたはndsconfigユーティリティのいずれかを使用することができます。
DHostリモート管理ページの使用
/dhost URLまたはルートページから[DHost Remote Manager]ページにアクセスして、sadminパスワードを設定します。sadminパスワードを設定または変更するには、eDirectoryサーバを実行している必要があります。
Webブラウザを開きます。
アドレス(URL)フィールドに、次の形式で入力します。
http://server.name:port/dhost
たとえば、次のように入力します。
http://MyServer:80/dhost
DHost iConsoleへのアクセスに、サーバのIPアドレスを使用することもできます。次に例を示します。
http://137.65.135.150:80/dhost
ユーザ名、コンテキスト、パスワードを指定します。
[HTTPサーバ]をクリックしてから、sadminパスワードを指定します。
指定したパスワードを確認入力して、[送信]をクリックします。
ndsconfigの使用
ndsconfigユーティリティを使用して、sadminパスワードを設定します。sadminパスワードの設定や変更を行うには、eDirectoryサーバでndsdを実行している必要があります。
サーバコンソールから、次のように入力します。:
ndsconfig set http.server.sadmin-pwd=password
ここでpasswordは、新しいsadminパスワードです。
ndsconfigユーティリティの使用に関する詳細については、『NetIQ eDirectory インストールガイド
』のsconfigユーティリティのパラメータを参照してください。