任意のクラスタノードで修復またはアップグレードを実行した場合、自動フェールオーバが発生しないように、他のクラスタノードを一時停止またはスタンバイ状態にする必要があります。
Windowsのクラスタ環境での環境設定処理の一部として、環境設定ユーティリティは、クラスタ共有ファイルシステムでレジストリキーHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NDS Server0\ImagePathを自動作成します。eDirectoryはクラスタノード上でx86 NDS Serverサービスを開始するため、このレジストリキーを必要とします。
ユーティリティでこのレジストリキーが作成できず、環境設定中にエラーメッセージが返された場合は、完了設定ユーティリティが環境設定を正常に完了したように見える場合でも、レジストリエディタを使って、すべてのクラスタノードでレジストリキーを手動作成する必要があります。
すべてのノードで次のレジストリキーを作成します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\NDS Server0\ImagePath
ImagePathキーに次の値を割り当てます。
"<primarynodeinstallfolder>\NDS\ndsserv.exe" /DataDir="<sharedstorage>\Files" ds
ここで、<primarynodeinstallfolder>は、プライマリノードにeDirectoryをインストールしたフォルダで、<sharedstorage>は、共有ファイルシステムの場所へのパスです。