10.2 Linux上でのeDirectoryのアンインストール

LinuxコンピュータからeDirectoryコンポーネントをアンインストールするには、nds-uninstallユーティリティを使用します。このユーティリティはローカルホストからeDirectoryをアンインストールします。nds-uninstallを実行する前に、eDirectoryサーバの設定を解除してください。ndsconfig rm -a <admin FDN>を実行して、eDirectoryサーバを削除します。このユーティリティは、/opt/novell/eDirectory/sbin/nds-uninstallで入手できます。

ndsconfig rmをOESサーバ上で実行しないでください。

重要:eDirectoryを削除すると、ロールフォワードログディレクトリおよびそれに含まれるすべてのログも削除されます。このサーバのeDirectoryの復元にログを使用する予定がある場合は、eDirectoryを削除する前にロールフォワードログを別の場所にコピーする必要があります。ロールフォワードログの詳細については、『NetIQ eDirectory 8.8 SP8管理ガイド』のロールフォワードログを使用するを参照してください。

  1. nds-uninstallコマンドを実行します。

  2. 使用する構文は次のとおりです。

    nds-uninstall [-s][-h]
    

    コマンドラインに必要なパラメータを入力していない場合、パラメータを要求するプロンプトがnds-installユーティリティに表示されます。

    パラメータ

    説明

    -h

    ヘルプを表示します。

    -s

    インスタンスが設定されている場合でも、eDirectoryパッケージとバイナリを削除します。ただし、このオプションではDIBディレクトリおよびNDS環境設定ファイルは削除されません。

    重要:このオプションを使用した場合、他のサービスに長時間影響を与えないことを確認してください。

nds-uninstallでは、次のパッケージはアンインストールされません。

パッケージ

削除されない理由

NICIパッケージ

NICIは次のいずれかで使用されている可能性があります。

  • その他の製品

  • 任意の場所にインストールされたeDirectory

  • 非ルートユーザによってインストールされたeDirectory

NOVLsubag

NOVLsubagは次のいずれかで使用されている可能性があります。

  • 任意の場所にインストールされたeDirectory

  • 非ルートユーザによってインストールされたeDirectory