24.3 LinuxおよびWindowsの未指定のIPv6アドレスのリスナ

未指定のIPv6アドレスのリスナは、LinuxのIPv4およびIPv6の両方の接続を受け入れます。この動作のため、LinuxではIPv4とIPv6の両方の未指定のリスナを同時に同じポートで開始できません。そのため、未指定のIPv6アドレス用にすでに設定されているリスナがあると、未指定のIPv4アドレスのリスナは開始できません。Linuxは、LDAPリスナ用に未指定のアドレスを使用します。

メモ:SLES 10コンピュータで、すでにIPv4の未指定のユーザがいる場合、同じポートでIPv6固有のIPリスナを開始できません。SLES 10では、これは既知の問題です。しかし、SLES 11ではこの問題は起きません。

Windowsの場合、未指定のIPv6リスナはIPv6接続のみを受け入れます。したがって、IPv6接続に加えてIPv4接続を受け入れるには、別個にIPv4リスナを設定する必要があります。

デフォルトでは、IPv4リスナとIPv6リスナの両方はldapInterfaces用に設定されます。ldapInterfacesは、プラットフォームに応じて必要なリスナを開始します。