5.5 共有の管理

共有は、ファイルやプリンタなどのリソースをネットワーク上の他のユーザに使用できるようにする手段です。各共有に共有名があり、共有名がサーバ上の共有フォルダを参照しています。DRAは、管理対象ドメイン内のコンピュータ上にある共有だけを管理します。共有を管理するには、リソースを管理するすべてのコンピュータに対する管理者権限(ローカル管理者グループのメンバーなど)がアクセスアカウントに付与されていなければなりません。これらのパーミッションを割り当てるには、コンピュータのドメイン内のDomain Adminsというネイティブグループにアクセスアカウントを追加します。

共有プロパティを管理する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内にある共有のプロパティを管理することができます。DRAでは、コンピュータのリソース管理の一貫として共有を管理することができます。

共有を作成する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内にあるコンピュータ上で共有を作成することができます。共有のプロパティを変更することもできます。

共有のクローンを作成する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内にあるコンピュータ上で共有のクローンを作成することができます。共有のクローンを作成することにより、同様のプロパティを持つ他の共有をベースとして簡単に共有を作成することができます。この機能を利用して、特定のドメインの中に作成するすべての共有を同一の設定にすることができます。

共有のクローンを作成すると、選択された共有から値が取り込まれ、[Clone Share (共有のクローン作成★)]ウィザードに設定されます。新しい共有のプロパティを変更することもできます。

共有を削除する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内にあるコンピュータから共有を削除することができます。