自動化トリガは、スクリプトまたは実行ファイルを1つ以上の操作と関連付けるルールです。そのスクリプトまたは実行ファイルを通じて、既存のワークフローを自動化したり、DRAと他のデータリポジトリとの間に情報の橋をかけたりすることができます。自動化トリガを使用すると、DRAが提供する機能とセキュリティが拡張できます。
自動化トリガを定義するときには、ルールパラメータを設定し、どの操作をそのトリガと関連付けるか、どのスクリプトまたは実行ファイルを実行するか、および(該当する場合は)どのActiveViewまたはアシスタント管理者をそのトリガと関連付けるかを設定します。これらのルールは、管理サーバがトリガをどのように適用するかを決定します。
また、トリガについて取り消しスクリプトまたは実行ファイルを指定することもできます。取り消しスクリプトを使用すれば、操作が失敗したときに変更をロールバックできます。
DRAでは、VBScriptとPowerShellの各スクリプトをサポートします。
DRAでは、ActiveViewのルールベースの管理に加えて、既存のワークフローを自動化し、自動化トリガを通じて関連タスクを自動的に実行することができます。既存のワークフローを自動化すると、会社の能率化に寄与するとともに、より優れたサービスをより早く提供することができます。
管理サーバは、自動化トリガに関連付けられた操作を実行するときに、トリガスクリプトまたは実行ファイルも実行します。トリガがタスク前トリガの場合、そのスクリプトまたは実行ファイルは操作が実行される前に実行されます。トリガがタスク後トリガの場合、そのスクリプトまたは実行ファイルは操作が実行された後に実行されます。このプロセスをトランザクションと呼びます。トランザクションは、管理サーバが実行する各タスク(つまり操作)の実装サイクル全体を表します。トランザクションには、操作を完了するために必要なアクションと、その操作が失敗した場合に管理サーバが実行するべき取り消しアクション(もしあれば)が含まれます。
管理サーバは、自動化トリガが実行されるたびにそのトリガのステータスを監査ログに記録します。これらのログエントリは、戻りコード、関連する操作、操作対象オブジェクト、およびトリガスクリプトの実行が成功したかどうかを記録します。
警告:自動化トリガは、管理サーバサービスアカウントを使って実行されます。サービスアカウントは管理者権限を持っているので、ポリシーと自動化トリガはすべての会社データへの完全なアクセス権を持っています。自動化トリガを定義するには、Manage Policies and Automation Triggersという組み込みの役割に含まれている権限のような、適切な権限が必要です。これらの自動化トリガは、サービスアカウントのセキュリティコンテキストの中で実行されます。したがって、Manage Policies and Automation Triggersという組み込みの役割に関連付けられたアシスタント管理者が、意図より大きな権限を持つ可能性があります。
自動化トリガを実装するには、まずトリガスクリプトまたは実行ファイルを作成する必要があり、さらにManage Policies and Automation Triggersという組み込みの役割に含まれている権限のような、適切な権限が必要です。
カスタムトリガを正しく実装するには、特定の操作(管理タスク)の最中に実行されるスクリプトを作成する必要があります。トリガを操作が実行される前(タスク前)に適用するか後(タスク後)に適用するかを指定できます。トリガスクリプトでは、トリガが失敗したときに表示されるエラーメッセージを定義することができます。また、Create Automation Triggerウィザードでデフォルトのエラーメッセージを指定することもできます。
カスタムトリガの作成、管理操作のリスト表示、および引数配列の使用については、「SDK」を参照してください。
メモ:
カスタム自動化トリガをアシスタント管理者およびActiveViewと関連付ける前に、まずそのアシスタント管理者がそのActiveViewに割り当てられているか確認してください。
カスタムポリシースクリプトまたは実行ファイルのパスにスペースが含まれている場合は、パス全体を引用符(")で囲んでください。
自動化トリガを実装するには:
トリガスクリプトまたは実行ファイルを作成します。
管理対象ドメイン内でManage Policies and Automation Triggersという組み込みの役割が割り当てられているアカウントを使って、DRAクライアントコンピュータにログオンします。
Delegation and Configurationコンソールを起動します。
プライマリ管理サーバに接続します。
左側のペインで、Policy and Automation Managementを展開します。
[Automation Triggers (自動化のトリガ)]をクリックします。
[タスク]メニューで[New Trigger (新規のトリガ)]をクリックします。
各ウィザードウィンドウで適切な値を指定して[次へ]をクリックします。たとえば、この新しいトリガを特定のActiveViewに関連付けて、そのActiveViewに含まれるオブジェクトをアシスタント管理者が管理するときにこのトリガが適用されるようにすることができます。
サマリの内容を確認し[完了]をクリックします。