6.3 リソースメールボックスの管理タスク

Microsoft Exchangeのリソースメールボックス機能を使えば、会議室などリソースのメールボックスが作成できます。会議室なら、参加予定の人と共に会議室のメールボックスにも会議招待メールを送ることでその会議室が予約できます。DRAには、一連の役割、権限、およびポリシーが含まれています。これによりリソースのメールボックスが効率的に管理できます。

DRAでは、リソースのメールボックスを使うためのインタフェース拡張と、監査やユーザインタフェースレポートの生成がサポートされています。ADSIスクリプトのサポートもDRAに組み込まれています。

リソースメールボックスを作成する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内にリソースメールボックスを作成することができます。

リソースメールボックスを別のコンテナに移動する

リソースメールボックスを管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内の別のコンテナ(OUなど)に移動することができます。

リソースのメールボックスを別のメールボックスストアまたはExchangeサーバに移動する

リソースのメールボックスを別のメールボックスストアやMicrosoft Exchangeサーバに移動することができます。

リソースメールボックスのクローンを作成する

リソースのメールボックスのクローンを作成することで、似たプロパティを持つ他のリソースのメールボックスが素早く作成できます。リソースのメールボックスのクローンを作成するときは、選択されたリソースからの値がDRAによって[Clone Resource Mailbox (リソースメールボックスのクローン作成★)]ウィザードに設定されます。

リソースメールボックスの名前を変更する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内のリソースメールボックスの名前を変更することができます。ユーザのログオン名を変更すると、そのユーザアカウントに対応するメールボックスの名前も変更されます。

リソースメールボックスをグループに追加する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内の特定のグループにリソースメールボックスを追加することができます。

リソースメールボックスを削除する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内のリソースメールボックスを削除することができます。リソースメールボックスを削除すると、メールボックス内のすべてのメッセージが削除され、リソースメールボックスに関連付けられた無効なユーザオブジェクトもすべて削除されます。必要に応じて、メールボックスを削除する際に無効なユーザオブジェクトの削除を上書きすることができます。リソースメールボックスに関連付けられたユーザオブジェクトを削除すると、そのリソースメールボックスも削除されます。

削除されたリソースメールボックスを復元する

ドメインでごみ箱が有効になっていれば、削除されていたリソースメールボックスを復元することができます。

リソースメールボックスのプロパティを変更する

管理対象ドメインまたは管理対象サブツリー内のユーザアカウントのプロパティを管理することができます。所有する権限により、変更できるプロパティが異なります。