18.0 一時グループ割り当て

DRAでは、権限を与えられたユーザが一時的にリソースにアクセスすることを可能にする一時グループ割り当てが使用できます。アシスタント管理者は、一時グループ割り当て機能を使用して指定期間のみターゲットグループにユーザを割り当てることができます。指定の期間が終了すると、DRAはそのユーザをグループから自動的に除外します。

Manage Temporary Group Assignmentsという役割により、アシスタント管理者は一時グループ割り当ての作成と管理を行う権限を持ちます。

アシスタント管理者がメンバーを追加または削除する権限を持っているグループに対する一時的なグループの割り当てのみを表示することができます。

次に示す権限を使用して、一時グループ割り当ての作成および管理を委任します。

  • 一時グループ割り当てを作成する

  • 一時的なグループの割り当てを削除する

  • 一時的なグループの割り当てを変更する

  • 一時的なグループの割り当て状態をリセットする

  • 一時的なグループの割り当てを表示する

  • オブジェクトをグループに追加する

  • オブジェクトをグループから削除する

ターゲットグループおよびユーザは、同じActiveViewに所属している必要があります。

メモ:

  • すでにターゲットグループのメンバーになっているユーザに対しては一時グループ割り当てを作成できません。すでにターゲットグループのメンバーになっているユーザに対しては一時グループ割り当てを作成しようとしても、DRAに警告メッセージが表示され、そのユーザには一時グループ割り当てが作成できません。

  • ターゲットグループのメンバーではないユーザに一時グループ割り当てを作成した場合、一時グループ割り当ての期間が終了した時点でDRAがそのユーザをグループから削除します。

例:

人事マネージャのボブは、プロジェクトを完了するために特定の期間、ジョーという臨時社員と契約をしたことをヘルプデスク管理者のジョンにお知らせします。ジョンは次のことを行います。

  • 一時的なグループの割り当て(TGA)を作成します。

  • 臨時社員の人事グループをTGAに追加します。

  • ジョーを臨時社員グループのメンバーとして追加します。

  • TGA期間を1カ月に設定します(2019年7月3日から2019年8月2日)

予期された結果:

デフォルトでは、TGAが期限切れになると、ジョーのメンバーシップは人事グループから削除されます。[今後の使用に備えて、この一時的なグループの割り当てを保持します]オプションをジョンが選択した場合を除き、TGAは7日間利用できます。

一時グループ割り当ての作成や使用の詳細については、『ユーザガイド』を参照してください。