Sentinel 7.1には、新機能が追加され、さらに使いやすくなっており、以前にあった問題もいくつか解決されています。これらの改善の多くは、お客様から直接ご提案いただいたものです。皆様の貴重なお時間とご意見に感謝いたします。弊社の製品が皆様のご期待に添えるよう、引き続きお力添えを賜りたく存じます。フィードバックがございましたら、弊社のコミュニティサイトSentinel Community Support Forumsまでお寄せください。こちらのサイトでは、製品通知、ブログ、および製品ユーザグループのサービスも提供しています。
Sentinel 7.1は、Sentinel 7.0以降からアップグレードするか、新規でインストールすることができます。Sentinel 7.1には、Sentinel 7.0 Service Packおよびホットフィックスで対処されたすべての修正と機能が含まれています。以前のリリースの新機能の詳細については、Sentinelのドキュメントサイトの「以前のリリース」を参照してください。
この製品をダウンロードするには、ノベル製品のダウンロードサイトを参照してください。このリリースと最新のリリースノートに関する詳細情報については、Sentinelのドキュメントサイトを参照してください。
次のセクションに、このバージョンで提供されている主な機能と、このリリースで解決されている問題の概要を示します。
Sentinelに、エージェントベースのデータ収集を実行する柔軟性が加わりました。ご使用の環境に合わせて、エージェントベースのデータ収集方式を使用するか、エージェントを使用しない従来のデータ収集方式を使用するかを選択できます。エージェントベースのデータ収集方式の詳細については、『NetIQ Sentinel 7.1 Administration Guide (NetIQ Sentinel 7.1管理ガイド)』の「Configuring Agent-Based Data Collection (エージェントベースのデータ収集の設定)
」を参照してください。
Sentinel 7.1は、非常にセキュアな環境を使用している米国連邦政府機関や顧客のセキュリティ要件を満たすため、FIPS(連邦情報処理規格)140-2に準拠した機能を利用しています。Sentinelは現在、EAL3+でCommon Criteriaによる再認証を受け、FIPS 140-2 Insideを提供します。詳細については、「Operating Sentinel in FIPS 140-2 Mode (FIPS 140-2モードでのSentinelの運用)
」を参照してください。これは、『NetIQ Sentinel 7.1インストールと設定ガイド』にあります。
Sentinel 7.1は、企業内におけるISO 27002の管理とセキュリティに関連する問題を解決するのに役立つ、ISO 27000シリーズ用のソリューションパックをご用意しています。このソリューションパックは、組織がISO/IEC 27002:2005情報セキュリティ規格に準拠しているかどうかを確認するのに便利な、制御ベースのフレームワークおよび多様なレポートを提供しています。このソリューションパックの詳細については、SentinelプラグインWebサイトのISO 27000シリーズに関する文書を参照してください。
Sentinel 7.1では、公式に検証とテストが実施された、高可用性(HA)のための環境設定をご用意しています。セットアップと設定は簡単に行えます。詳細については、『NetIQ Sentinel 7.1インストールと設定ガイド』の「Configuring Sentinel for High Availability(高可用性のためのSentinelの設定)
」を参照してください。
Sentinel 7.1では、以下の機能をさらに使いやすくするため、ユーザインタフェース(UI)に複数の変更が加えられています。
レポート:
既存のレポートに基づいてレポートを作成する機能: 既存のレポートを選択してから、必要に合わせてレポート条件を絞り込んで、新規レポートを作成できるようになりました。
レポートテンプレートのイベント表示: レポートをスケジューリングせずに、レポートテンプレートのイベントを直接表示できるようになりました。検索結果には、レポート生成した場合のプレビューが表示され、さらに詳しく調査することができるようになっています。
特定のタイムゾーンのレポートデータの表示: レポートデータを生成するタイムゾーンを選択できるようになりました。この機能は現在ISO Packレポートでのみ利用できます。
詳細なレポート電子メール: レポート電子メールにレポートに関する詳細な情報が含まれるようになりました。使用されているレポート定義、レポート結果名、レポート作成者、レポート生成時刻などが表示されます。
レポートのグループ化: 時の経過と共にレポート数が増えるにつれ、すべてのレポートを管理することは難しくなります。本リリースで、レポートがデフォルトでカテゴリ別にグループ化されるようになりました。さらに、グループ化を解除して、1つの見出しの下にすべてのレポートと検索を一覧表示させることもできます。[お気に入り]が星によって強調表示され、各グループの先頭にソートされます。
イベントリストタイプのレポート: イベントリストタイプのレポートがレポートのタイプとしてではなく、「検索」として処理されるようになりました。検索条件を「検索」として保存できるようになったため、条件を再利用して、相互に同じ検索を実行したり、イベントをCSVファイルに収集するために検索をスケジュール設定したりすることができます。
検索と条件の作成:
[基準]フィールドが新しく追加されました。[基準の追加]ダイアログボックスを使って検索条件をさらに細かく設定できます。Sentinelコンソール全体で、[フィルタ]と[タグ]の選択フィールドが使用されていた箇所は、すべてこれらの新しいフィールドに置き換わっています。[基準の追加]ダイアログボックスでは、最後に使った基準、既存のフィルタやタグを使うことで、新しい基準を作成できます。
検索実行中に検索の進行状況が表示されるようになりました。特に膨大な数のイベントを検索する場合、進行状況が把握できると助かります。検索の進行状況ダイアログボックスは、その時点までに収集した結果だけを表示する検索の中断オプションがあります。また、現在の検索をキャンセルして検索クエリを絞り込むことで、取得する結果の数を減らすこともできます。
検索クエリの大文字小文字が不正確な場合、指定された検索クエリが無効であることを通知するメッセージが表示されるようになりました。
相関:
修正したルールをワンクリックで再展開できるようになりました。ルールを変更した後、[再展開]のリンクがあるプロンプトが表示されます。この機能拡張によって、手動で何度もクリックしなくても、変更したルールを再展開することができます。
フィルタ:
検索を作成するときと同じ方法でフィルタを作成することができます。フィルタ作成時に、フィルタ条件を指定するか、既存のフィルタやタグを使うかを選べるオプションがあります。
フィルタは検索として処理されなくなりましたが、保存済みの共有可能基準として扱われます。検索の要素を構築したり、他の基準をさらに細かく設定したりする際に、この基準を使用することができます。
上記の変更に加えて、使いやすさを向上させるために、キャプション、アイコン、およびSentinel Webコンソールの一部の要素の場所が変更されました。詳細については、『NetIQ Sentinel 7.1 User Guide』の関連する章を参照してください。
Sentinel 7.1を新規インストールすると、一部のSentinelプラグインの最新版が組み込まれます。これらのバージョンには、最新のソフトウェア修正、ドキュメントのアップデート、およびプラグインの機能拡張が含まれています。詳細については、SentinelプラグインWebサイトの特定プラグインに関する文書を参照してください。
Sentinel 7.1をアップグレードインストールすると、以下のプラグインの新規および更新バージョンが提供され、プラグインにSentinel 7.1以降との互換性が保たれます。
エージェントマネージャコネクタ 2011.1r1 - 新規コネクタ
LDAPインテグレータ 2011.1r1
SOAPインテグレータ 2011.1r1
SMTPインテグレータ 2011.1r1
Sentinelコアソリューションパック 2011.1r4
メモ:アップグレードインストールでは個別のコレクタはアップグレードされません。Sentinelエージェントマネージャの場合、ホストベースのイベントソースコレクタをアップグレードして、コレクタの互換性が保たれるようにする必要があります。
Sentinel 7.1には、次の機能拡張が施されています。
セキュリティ上の脆弱性を修正するため、Sentinel 7.1では、PostgreSQLがバージョン9.1.9にアップグレードされています。
UDPカーネルバッファの既存値が67108864未満であると、Sentinel 7.1はインストール中にこの値を67108864まで増やします。デフォルトのUDPカーネルバッファ値が増えると、ネットワークパケットのドロップが減少します。このため、イベントのドロップも減少します。
パーティションを閉じるデフォルトの猶予期間が24時間から、10分に変更されました。猶予期間が短縮されたことで、24時間待たなくてもパーティションをバックアップすることができます。同時に、遅れて受信されるイベントをイベントストアに格納するための十分な時間も確保することができます。このデフォルト値は必要に応じて変更できます。パーティションを閉じるまでの猶予期間をカスタマイズするには、『NetIQ Sentinel 7.1 Administration Guide (NetIQ Sentinel 7.1管理ガイド)』の「Setting the Grace Period to Close Event Data Partitions (イベントデータパーティションを閉じる猶予期間を設定する)
」を参照してください。.
ソリューションパックを作成する際、ソリューションパックにフィルタと検索を格納できるようになりました。詳細については、「Using Solution Packs (ソリューションパックの使用)
」を参照してください。これは、『NetIQ Sentinel 7.1 Administration Guide (NetIQ Sentinel 7.1管理ガイド)』にあります。
ディスク容量を不必要に消費しないでシステムをいっそう安定させるため、Sentinelではコネクタから生データイベントをコピーする場合、生データイベントに100,000の制限を設定しました。上限の100,000に達すると、Sentinelは[生データをファイルにコピーしてください]オプションを自動的に解除して、生データのコピーを停止します。生データを再度収集する場合は、コネクタを編集して、[生データをファイルにコピーしてください]オプションを選択します。また必要に応じて、デフォルトの上限を変更することもできます。詳細については、「Setting the Raw Data Limit (生データ制限の設定)
」を参照してください。これは、『NetIQ Sentinel 7.1 Administration Guide (NetIQ Sentinel 7.1管理ガイド)』にあります。
デフォルトで、ISOアプライアンスインストーラにカーネルファームウェアパッケージが含まれています。これにより、物理サーバのハードウェアドライバが提供されます。
範囲のマップが、NumberRangeタイプの単一キーカラムに制限されなくなりました。NumberRangeタイプのキーカラムを1つ、Stringタイプの別のキーカラムを0以上使えるようになりました。たとえば、エンタプライズ内の各個別サーバに対して、ホスト名と時間範囲の両方が一致する許容保守時間をリストするマップの作成が可能です。範囲のマップの詳細については、「Adding a Number Range Map Definition (数値範囲マップ定義の追加)
」を参照してください。これは、『NetIQ Sentinel 7.1 Administration Guide (NetIQ Sentinel 7.1管理ガイド)』にあります。
LDAPテスト接続で障害が発生した場合、問題をより効率的にトラブルシューティングするのに役立つ詳細なエラーメッセージが表示されるようになりました。
Sentinelの[アプライアンス設定]ページに、[Sentinelアプライアンスをハードドライブにインストールする(LIVE DVDイメージのみ)]チェックボックスが追加されました。yast2 live-installerコマンドが自動的に実行され、ISOアプライアンスが物理サーバにインストールされます。これで、インストール時にyast2 live-installerコマンドを実行する必要がなくなりました。デフォルトではこのオプションが選択されています。 このチェックボックスのチェックを外すと、アプライアンスは物理サーバにインストールされず、LIVE DVDモードのみで実行されます。LIVE DVDモードでハードドライブにアプライアンスをインストールする場合でも、yast2 live-installerコマンドを実行することができます。
Sentinel 7.1では、次のソフトウェアの問題が修正されています。以前のリリースのソフトウェアの修正および機能拡張のリストについては、Sentinel 7.1のドキュメントWebサイトを参照してください。
問題: appuserパスワードに「+」、「\」、「#」、または「,」の特殊文字が含まれている場合、SentinelはTimerThreadPool例外を複数回記録し、iTRACが動作しません。(BUG 717679)
修正: Sentinelで特殊文字を含むパスワードが使用できるようになりました。
問題: JDBC接続URLに特殊文字が含まれていると、iTRACはデータベースに接続できません。(BUG 570933)
修正: JDBC接続URLに特殊文字が含まれている場合でも、iTACはデータベースに正常に接続するようになりました。
問題: Sentinelサーバがダウンしている場合や、リモートコレクタマネージャからサーバへのリンクがダウンしている場合など、一部の状況では、リモートコレクタマネージャが生成されたイベントをキャッシュしません。(BUG 787716)
修正: リモートコレクタマネージャはデータ収集に影響を与えずに、イベントをキャッシュするようになりました。
問題: [イベント]フィールドのフィルタ条件に同じワードを複数回指定した場合、フィルタを実行してもダッシュボードにイベントが表示されません。(BUG 795825)
修正: フィルタ条件に同じワードを複数回指定した場合でも、フィルタの実行で、関係するイベントがダッシュボードに表示されるようになりました。
問題: [絞り込み]パネルの値の大文字小文字は識別されますが、実際の検索機能は大文字小文字を識別しません。このため、大文字小文字以外の値が同一であるイベントフィールドが一意と識別されてしまい、[絞り込み]パネルに不正確な結果が表示されます。(BUG 788584)
修正: Sentinelは大文字小文字を区別せずにイベントフィールド値を組み合わせ、[絞り込み]パネルにイベントフィールドを統合した結果を表示します。
問題: インシデントのイベントを見るために、[インシデントビュー]で[調査]をクリックし、いずれかのオプションを選択すると、検索クエリが無効になり、インシデントのイベントが表示されません。(BUG 782336)
修正: インシデントに関連するイベントが表示されるようになりました。
問題: setmemory.shスクリプトを実行しても、変数がスクリプトによって設定されたものでない限り、カスタム設定の変数はエクスポートされません。(BUG 760106)
修正: カスタム設定の変数がエクスポートされるようになりました。
問題: SentinelまたはSentinelのいずれかのコンポーネントをアンインストールすると、アンインストールスクリプトによって、システム内の他のNovell製品もアンインストールされてしまいます。この問題は、Sentinel製品のマニフェストファイルが検出されない場合、またはSentinelやコンポーネントのインストールまたはアップグレードが未完了であった場合など、稀なケースで発生します。(BUG 779756)
修正: Sentinelまたはそのコンポーネントのアンインストール時に、アンインストールスクリプトによって他のNovell製品もアンインストールされることはありません。
問題: 異なるSentinelプラットフォームのレポートをコレクタパックから抽出してアップロードしようとしても、レポートはインポートされません。しかし、エラーメッセージはエラーログに記録されます。(BUG 803629)
修正: アップロードするために選択したプラグインがサポート対象外のタイプであることを示すメッセージが表示されるようになりました。
問題: iTRACワークフローテンプレートからIncidentコマンドを実行した場合、添付のXMLファイルにインシデントの詳細とインシデントに追加されているイベントが含まれていません。(BUG 796615)
修正: XMLファイルにインシデントの詳細とインシデントに追加されているイベントが含まれるようになりました。
問題: 相関ルールの名前が長い場合、1つのルールに対して導入済みステータスのアイコンが複数回表示されます。これはルールが[相関]パネルの複数の行にまたがっているためです。(BUG 808801)
修正: ルールが複数の行にまたがる場合でも、1つの相関ルールに対して表示されるアイコンは1つだけになりました。
ハードウェア要件、サポートされるオペレーティングシステム、ブラウザに関する詳細については、『NetIQ Sentinel 7.1インストールと設定ガイド』の「Meeting System Requirements (システム要件を満たす)
」を参照してください。
Sentinel 7.1をインストールする場合は、『NetIQ Sentinel 7.1インストールと設定ガイド』を参照してください。
Sentinel 7.0以降からSentinel 7.1にアップグレードすることができます。SP 7.1にアップグレードするには、「Sentinelのアップグレード
」を参照してください。これは、『NetIQ Sentinel 7.1インストールと設定ガイド』にあります。
NetIQ Corporationは、弊社の製品が企業のソフトウェアの必要にかなった質の高いソリューションを提供できるよう努めています。次の問題は、現在調査中です。いずれかの問題についてさらに支援が必要な場合は、テクニカルサポートに連絡してください。
以前のバージョンのSentinelにある既知の問題のリストについては、Sentinel 7.1のドキュメントWebサイトの「Previous Releases (以前のリリース)」を参照してください。
問題: リモートコレクタマネージャのインストール時に、「$」、「"」、「\」、または「/」などの特殊文字が含まれているパスワードを指定すると、インストールが進まず、結果的にエラーになります。(BUG 812111)
解決策: リモートコレクタマネージャのパスワードに特殊文字を使わないようにします。
問題: リモートコレクタマネージャアプライアンスを再起動すると、UDPポートに接続しているSyslogイベントソースの接続が切断されます。(BUG 795057)
解決策: このリリースの時点で、使用可能な回避策はありません。
問題: Identity Managerでユーザを作成した場合、Sentinelの[人]タブにユーザID情報が入力されません。この問題は、Sentinel用のドライバがSentinel 7.1と互換性がないため発生します。(BUG 803725)
解決策: このリリースの時点で、使用可能な修正または回避策はありません。この問題を解決する新しいバージョンのドライバが、間もなくNovellのダウンロードWebサイトから入手可能になる予定です。ご使用の環境にSentinel用のドライバが必要な場合、Sentinel 7.1をインストールする前に、ドライバのアップデートが入手可能なことをご確認ください。
問題: [この発行元のコンテンツを常に信頼します]が選択されていない場合、Sentinelコントロールセンターが起動せず、「証明書検証失敗」エラーが表示されます。(BUG 786572)
解決策: このエラーは、Java 7の設定の一部が無効になっているために発生します。この設定を有効にするには、次の手順に従います。
Javaコントロールパネル(jcontrol)を起動します。
[詳細]をクリックして、次の設定を有効にします。
[証明書失効リスト(CRL)を使用して証明書の失効状態をチェックする]
[オンライン証明書検証を有効にする]
Sentinel Control Centerを起動します。concurrent.jarファイルのインストールを求めるプロンプトが表示される場合があります。
[インストール]をクリックし、ファイルをインストールします。
問題: 200を超えるような多数のイベントに対して[Syslogにログを記録する]を実行した場合、最初の25個のイベントに関する処理だけが実行され、IO例外により処理が停止します。(BUG 807446)
修正: Syslog Integratorバージョン 2011.1r1以降でこの問題は解決します。ただし、このリリース時点でバージョン2011.1r1は入手できません。SentinelプレリリースプラグインWebサイトからIntegratorのプレリリースバージョンをダウンロードできます。
問題: 1つのレポート結果のPDF (特に、100万イベントの特定のレポート結果の場合)が開くのを待っている間に、別のレポート結果のPDFをクリックしても表示されません。(BUG 804683)
解決策: 2番目のレポート結果のPDFをもう一度クリックすると、レポート結果が表示されます。
問題: Sentinel環境でFIPSモードが有効になっていると、エージェントマネージャにWindows認証を使用したときに、エージェントマネージャデータベースの同期が失敗します。(BUG 814452)
解決策: ご使用のSentinel環境でFIPSモードが有効になっている場合は、エージェントマネージャにSQL認証を使用します。
問題: SentinelサーバのLinuxオペレーティングシステム(RHELまたはSLES)がFIPS対応の場合、SentinelのCIFS (Common Internet File System)ストレージ機能で障害が発生します。(BUG 793720)
これはLinuxカーネルの既知の問題です。オペレーティングシステムがFIPS対応の場合にCIFS共有をマウントすると、障害が発生します。詳細については、次のリンクを参照してください。
解決策: このリリースの時点で、使用可能な修正または回避策はありません。
問題: FIPSモードのSentinelサーバに接続された非FIPSのリモートコレクタマネージャ上に導入された監査コネクタは、データ収集を実行できません。(BUG 809425)
解決策: 監査コネクタバージョン 2011.1r2以降でこの問題は解決します。ただし、このリリース時点でバージョン 2011.1r2は入手できません。SentinelプレリリースプラグインWebサイトからコネクタのプレリリースバージョンをダウンロードできます。
問題: SCPまたはCIFSをFIPSモードで動作するSentinelサーバのファイルイベントソースとして使用すると、ファイルコネクタが動作しません。(BUG 808343)
解決策: ファイルコネクタバージョン 2011.1r2以降でこの問題は解決しています。ただし、SCPがファイルイベントソースである場合は、FIPSではないリモートコレクタマネージャに展開されたときにのみ、このコネクタは動作します。このリリース時点でバージョン 2011.1r2は入手できません。SentinelプレリリースプラグインWebサイトからこのコネクタのプレリリースバージョンをダウンロードできます。
問題: Internet Explorer 8以降でSentinelアプリケーションの画像がWebインタフェースの特定セクション(左側のナビゲーションパネル、[コレクション]ページ、[アプリケーション]ページなど)に表示されません。(BUG 785361)
修正: これはMicrosoft Internet Explorer 8以降で発生する既知の問題です。この問題を解決するには、Winhelponline.comに記載されている手順を実行するか、Microsoftテクニカルサポートにお問い合わせください。
問題: Internet Explorer 8をブラウザにしているWindows Server 2003 SP2 64ビットおよびWindows XP SP3 64ビットオペレーティングシステムでは、Sentinel Webインタフェースが起動しません。(BUG 786822)
修正: この問題は、SentinelがWebサーバ証明書にSHA256RSA署名アルゴリズムを使用しているために発生します。Windowsオペレーティングシステムの一部のバージョンでは、署名アルゴリズムがSHA256RSAの場合、Webサーバ証明書が認識されません。 この問題を解決するには、Microsoftが提供するホットフィックスを使ってオペレーティングシステムをアップグレードする必要があります。詳細については、Microsoft Support Webサイトを参照してください。
問題: Internet Explorer 10で、Webインタフェースの一部のアイコンが正しく表示されません。(BUG 815252)
解決策: この事象はほとんど発生しません。この問題が起きたときは、次のようにしてデフォルトブラウザを設定します。
<F12>キーを押します。
[Browser mode (ブラウザモード)]を[IE 10]に設定します。
[Document mode (ドキュメントモード)]を[Standards (標準)]に設定します。
問題: FIPSモードが有効である場合、Sentinel高可用性インストールを実行すると、「Sentinelサーバ configuration.propertiesファイルは正しくありません。環境設定ファイルを確認し、SentinelサーバでFIPSモードを有効にするためにconvert_to_fips.shスクリプトを再度実行してください」というエラーが表示されます。しかし、インストールは正常に完了します。(BUG 817828)
解決策: このリリースの時点で、使用可能な修正または回避策はありません。インストーラはエラーを表示しますが、Sentinel高可用性環境設定はFIPSモードで正常に動作します。
問題: 高可用性モードのターゲットSentinelサーバが、ターゲットとして追加されたときにSentinelを実行していたノード以外の別の高可用性クラスタノードに移行すると、分散検索が失敗します。(BUG 816719)
解決策: ターゲットサーバのIPアドレスを、高可用性モードのSentinelサーバの共通クラスタIPアドレスに変更します。
問題: 高可用性モードでSentinelのサイレントインストールを実行し、FIPSモードが有効である場合、インストーラは必須NSSパッケージを確認しません。(BUG 815941)
解決策: インストールを開始する前に、必須のNSSパッケージがシステム上で使用可能であることを確認します。
問題: 非FIPSモードのSentinel高可用性インストールを実行すると、「/opt/novell/sentinel/setup/configure.sh: line 1045: [: 引数が多すぎます」というエラーが2回表示されます。しかし、インストールは正常に完了します。(BUG 810764)
解決策: このリリースの時点で、使用可能な修正または回避策はありません。インストーラはエラーを表示しますが、Sentinel高可用性環境設定は非FIPSモードで正常に動作します。
問題: イベントソース管理の[ヘルプ]メニューおよびSentinel WebコンソールにHTTP 404エラーが表示され、SentinelマニュアルWebサイトが起動しません。(BUG 814138)
解決策: 最新のSentinelマニュアルを表示するには、Sentinel 7.1マニュアルWebサイトをご覧ください。
問題: XenアプライアンスをSentinel 7.1にアップグレードした後に、ダッシュボードを名前変更し、その後名前変更したダッシュボードを削除すると、Sentinelがエラーを表示します。しかし、Sentinelはダッシュボードを正常に削除します。(BUG 816542)
解決策: このリリースの時点で、回避策はありません。
弊社の目標は、お客様のニーズを満たすマニュアルの提供です。改良点に関するご意見は、Documentation-Feedback@netiq.comまで電子メールでお寄せください。貴重なご意見をぜひお寄せください。
詳細な連絡先情報については、サポート連絡先情報Webサイトを参照してください。
一般的な会社情報と製品情報については、NetIQのWebサイトを参照してください。
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