複数のSentinelサーバをインストールして展開する必要がある場合は、サイレントインストール(無人インストール)が便利です。そのような場合には、インタラクティブインストール中にインストールパラメータを記録し、記録したファイルをその他のサーバで実行します。標準環境設定またはカスタム環境設定によるSentinelのインストール中に、インストールパラメータを記録できます。
サイレントインストールを実行する場合、インストールパラメータをファイルに記録してあることを確認してください。レスポンスファイルの作成については、セクション 11.2.1, 標準インストールまたはセクション 11.2.2, カスタムインストールを参照してください。
SentinelをFIPS 140ー2モードにする場合、レスポンスファイルに以下のパラメータが含まれていることを確認してください。
ENABLE_FIPS_MODE
NSS_DB_PASSWORD
サイレントインストールを実行するには、以下のステップを行います。
ノベル製品ダウンロードWebページからインストールファイルをダウンロードします。
Sentinelをインストールするサーバにrootとしてログインします。
次のコマンドを指定して、tarファイルからインストールファイルを抽出します。
tar -zxvf <install_filename>
<install_filename>は、実際のインストールファイル名に置き換えます。
次のコマンドを指定して、Sentinelをサイレントモードでインストールします。
./install-sentinel -u <response_file>
インストールは、レスポンスファイルに格納された値を使用して進行します。
FIPS 140-2モードを使用可能にする場合, セクション 19.0, FIPS 140-2モードでのSentinelの運用に示されているタスクを行って、FIPS 140-2モード設定を完了します。
Sentinel のインストールが終了し、サーバが起動します。システムが一度初期化を実行するため、インストール後にすべてのサービスを起動するのに数分かかることがあります。インストールが完了してから、サーバにログインしてください。