11.3 サイレントインストールの実行

複数のSentinelサーバをインストールして展開する必要がある場合は、サイレントインストール(無人インストール)が便利です。そのような場合には、インタラクティブインストール中にインストールパラメータを記録し、記録したファイルをその他のサーバで実行します。標準環境設定またはカスタム環境設定によるSentinelのインストール中に、インストールパラメータを記録できます。

サイレントインストールを実行する場合、インストールパラメータをファイルに記録してあることを確認してください。レスポンスファイルの作成については、セクション 11.2.1, 標準インストールまたはセクション 11.2.2, カスタムインストールを参照してください。

SentinelをFIPS 140ー2モードにする場合、レスポンスファイルに以下のパラメータが含まれていることを確認してください。

サイレントインストールを実行するには、以下のステップを行います。

  1. ノベル製品ダウンロードWebページからインストールファイルをダウンロードします。

  2. Sentinelをインストールするサーバにrootとしてログインします。

  3. 次のコマンドを指定して、tarファイルからインストールファイルを抽出します。

    tar -zxvf <install_filename>
    

    <install_filename>は、実際のインストールファイル名に置き換えます。

  4. 次のコマンドを指定して、Sentinelをサイレントモードでインストールします。

    ./install-sentinel -u <response_file>
    

    インストールは、レスポンスファイルに格納された値を使用して進行します。

  5. FIPS 140-2モードを使用可能にする場合, セクション 19.0, FIPS 140-2モードでのSentinelの運用に示されているタスクを行って、FIPS 140-2モード設定を完了します。

Sentinel のインストールが終了し、サーバが起動します。システムが一度初期化を実行するため、インストール後にすべてのサービスを起動するのに数分かかることがあります。インストールが完了してから、サーバにログインしてください。