24.2 分散検索をFIPS 140-2モードで実行するように環境設定する

このセクションでは、分散検索をFIPS 140-2モードで実行するように環境設定する方法について説明します。

シナリオ1: ソースとターゲットの両方のSentinelサーバがFIPS 140-2モードである

FIPS 140-2モードで実行されている複数のSentinelサーバにわたって分散検索を実行できるようにするには、セキュア通信で使用する証明書をFIPSキーストアに追加する必要があります。

  1. 分散検索ソースコンピュータにログインします。

  2. 証明書ディレクトリを参照します。

    cd <sentinel_install_directory>/config
  3. ソース証明書(sentinel.cer)をターゲットコンピュータの一時的な場所にコピーします。

  4. ソース証明書をターゲットのSentinel FIPSキーストアにインポートします。

    証明書のインポートについて詳しくは、証明書をFIPSキーストアデータベースにインポートするを参照してください。

  5. 分散検索ターゲットコンピュータにログインします。

  6. 証明書ディレクトリを参照します。

    cd /etc/opt/novell/sentinel/config
  7. ターゲット証明書(sentinel.cer)をソースコンピュータの一時的な場所にコピーします。

  8. ターゲットシステム証明書をソースのSentinel FIPSキーストアにインポートします。

  9. ソースコンピュータとターゲットコンピュータの両方でSentinelサービスを再起動します。

シナリオ 2: ソースSentinelサーバが非FIPSモードであり、ターゲットSentinelサーバがFIPS 140-2モードである

ソースコンピュータのWebサーバキーストアを証明書フォーマットに変換してから、証明書をターゲットコンピュータにエクスポートする必要があります。

  1. 分散検索ソースコンピュータにログインします。

  2. 証明書(.cer)形式で、Webサーバキーストアを作成します。

    <sentinel_install_directory>/jdk/jre/bin/keytool -export -alias webserver -keystore <sentinel_install_directory>/config/.webserverkeystore.jks -storepass password -file <certificate_name.cer>
  3. 分散検索ソース証明書(Sentinel.cer)を分散検索ターゲットコンピュータの一時的な場所にコピーします。

  4. 分散検索ターゲットコンピュータにログインします。

  5. ソース証明書をターゲットのSentinel FIPSキーストアにインポートします。

    証明書のインポートについて詳しくは、証明書をFIPSキーストアデータベースにインポートするを参照してください。

  6. ターゲットコンピュータのSentinelサービスを再起動します。

シナリオ 3: ソースSentinelサーバがFIPSモードであり、ターゲットSentinelサーバが非FIPSモードである

  1. 分散検索ターゲットコンピュータにログインします。

  2. 証明書(.cer)形式で、Webサーバキーストアを作成します。

    <sentinel_install_directory>/jdk/jre/bin/keytool -export -alias webserver -keystore <sentinel_install_directory>/config/.webserverkeystore.jks -storepass password -file <certificate_name.cer>
  3. 証明書を分散検索ソースコンピュータの一時的な場所にコピーします。

  4. ターゲット証明書をソースのSentinel FIPSキーストアにインポートします。

    証明書のインポートについて詳しくは、証明書をFIPSキーストアデータベースにインポートするを参照してください。

  5. ソースコンピュータのSentinelサービスを再起動します。