ハードウェア要件は、eDirectoryの実装条件によって異なります。キャッシュメモリの量とプロセッサの速さという、2つの要因によってパフォーマンスが向上します。最適な結果を得るためには、ハードウェアで可能な限り多くのDIB (Directory Information Base)セットをキャッシュに入れるようにします。
eDirectoryはシングルプロセッサ上で良好に動作します。しかし、NetIQ eDirectory 8.8なら、マルチプロセッサの利点を活用できます。プロセッサを追加すると、ログインなど、一部の領域のパフォーマンスが向上します。また、複数のプロセッサ上で複数のスレッドをアクティブにすることでもパフォーマンスは上がります。eDirectory自体は、プロセッサ集約型ではなく、入出力集約型です。
次の表に、eDirectory for Linuxの一般的なシステム要件を示します。
オブジェクト |
メモリ |
ハードディスク |
---|---|---|
100,000 |
2GB以上 |
300MB |
100万 |
4GB |
1.5GB |
1,000万 |
4GB以上 |
15GB |